恋愛でも、類は友を呼ぶ
結局、カップルは似た者同士なのです。
自分の身勝手な価値観を格好悪いと思わない程度にしか精神が成熟していないのであれば、同じように身勝手な人しか引き寄せられません。
なぜなら、身勝手な自分を改め、相手を思いやれるように成長した人なら、そういう相手を魅力的には思わないからです。
結果、身勝手な者同士が結びつき、「自分が得したい」とお互いを奪い合うような恋愛をして、消耗をする可能性は高いのです。
「他の女性から男性を略奪したら、また違う女性に彼を略奪されてしまった」なんて話もよくある話です。
人のパートナーであろうと、欲しかったら手段を選ばず略奪してしまうことも身勝手ですが、同じようにパートナーを裏切り、コロコロと自分の都合の良い相手に渡り歩く男性も身勝手です。要は「似た者同士」なのです。
幸せな恋愛をする秘訣は何かと言えば、結局は「相手のことをきちんと愛せて、思いやりのある人になること」です。
それがなくて、本当の幸せな恋愛はまずありません。
でも、そんなことを言うと、「いくら自分が相手を愛したところで、相手に愛されるとは限らない」と言う人もいます。
結局、そういった場合、その恋愛が成就しないのは2通り考えられます。
●自分が本当の意味で相手を愛せていない(=結局、相手に見返りを求めている)
●相手が本当の愛の価値を分かっていない(=相手の恋愛観が未熟)
基本、こういうことを言う人は前者が多いです。愛されようと思って相手を愛す時点で見返りを求めているので、本当の意味で愛せていないのです。
また、後者の場合でいうと、確かに、本当の愛情の価値が分からない人の中には、その愛情を「重い」と思う人だっています。
もちろん、その相手を射止められないこと自体は残念なことですが、見方を変えれば、「そういう相手とは付き合わない方が幸せになれる可能性は高い」と言えます。
つまり、良くも悪くも、類は友を呼ぶものなのです。