6日目 ツェルマット滞在~ゴルナグラート観光
ツェルマットを拠点に、登山電車やゴンドラなどの山岳交通機関が、観光客やハイカーを展望台まで運びます。中でも人気はゴルナグラート展望台。マッターホルンやスイス最高峰のモンテローザをはじめ、富士山よりも高い4000メートル級の名峰がずらりと肩を並べます。ゴルナグラート駅の付近にはレストランと山岳ホテルがあり、おおぜいの観光客でいつも賑わっています。わずか20室余りのクルムホテル・ゴルナグラートは、日本人旅行客に特に人気の山岳ホテルで、予約もなかなか確保できないほど。ぜひここに泊まってみたいという人は、ゴルナグラート宿泊を組み込んだツアーに参加する方法もあります。
登山電車の中間駅、ローテンボーデン付近にあるのが、山上湖リッフェルゼー。湖面に映るマッターホルンが美しい山の上の小さな湖です。ここからひとつ下の駅、リッフェルベルグまで初級者向きのハイキングコースが続いており、夏はおおぜいのハイカーで賑わいます。
7日目 ツェルマット滞在~ロートホルン観光
スネガからロートホルンの中間駅付近の山上湖、ステリゼー
スネガからロートホルンの中間駅付近にも山上湖がいくつかあり、リッフェルゼー同様に湖面に映る逆さマッターホルンを眺めることができます。午後になると風が出て湖面が波立つことが多いので、訪れるなら早めの時間帯がおすすめ。ゴルナグラートのエリアよりも比較的団体ツアーが訪れることが少ないので、静かな山の一日が期待できます。
※スネガへの地下ケーブルや、ロートホルンへのロープウェイは、シーズンオフの春と秋は運休となります。
8日目 ツェルマット~(1時間)~フィスプ~(1時間15分)~モントルー
ツェルマットの滞在を満喫した後は、レマン湖畔のモントルーに向かいます。フィスプからモントルーまで直通で行けるので、乗換えも少なくて便利。ツェルマットを朝早めに出発すれば、モントルーで少なくとも半日は確保できます。山岳リゾート地から一転、モントルーは湖畔のリゾート地の趣きです。目の前に広がるレマン湖に、誰もが開放的な気分になるでしょう。
湖畔のプロムナードを散策した後は、近くのシヨン城を訪れてみましょう。レマン湖の遊覧船もおすすめ。湖を望むおしゃれなレストランで、スイス滞在最後の夜を締めくくりましょう。