急落したグリー(3632)は買いか?

グリー(3632)が、2013年2月12日に通期業績予想を、従来の経常利益740億円から840億円のレンジ予想から、500億から600億のレンジに下方修正を発表しました。これは、国内および海外向けのソーシャルゲームのリリース延期や、海外向けソーシャルゲームの一部不振等から、想定売上高を下回ったことが原因です。下方修正の発表を受け、翌日13日の株価は、前日比15.25%安の1150円まで下落しました。はたして、グリー(3632)の株価は、今後どのように動くのか、システムトレード的な考え方から分析を行いました。

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【検証条件】

検証対象:グリー(3632)
検証期間:1990年3月1日から2013年1月12日

買いルール:
・終値が前日終値と比較して、15%以上下落した場合、翌日に「成行」買い

売りルール
・1週間保有したら、「成行」で売り
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今回は、グリー(3632)の株価が、前日比15%以上値下がりした局面に買付を行い、1週間保有した場合に、勝率はどの程度あるのかを調べたいと考えました。では、さっそく検証結果を見ていきましょう。

■検証結果


システムトレードの達人

システムトレードの達人



勝率: 66.67 %
勝ち数: 2 回
負け数: 1 回
引き分け数: 0 回

平均損益(円): 13,500 円  平均損益(率): 4.40 %
平均利益(円): 32,200 円  平均利益(率): 13.85 %
平均損失(円): -23,900 円  平均損失(率): -14.48 %

合計損益(円): 40,500 円  合計損益(率): 13.21 %
合計利益(円): 64,400 円  合計利益(率): 27.69 %
合計損失(円): -23,900 円  合計損失(率): -14.48 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 2.695
平均保持日数: 8.00 日

以上が、グリー(3632)が前日比15%以上下落した際の検証結果です。検証結果を見てみると、勝率は66.67%、1トレードあたりの平均損益は、4.4%です。過去3回のトレードのうち2回は勝ちトレードで、平均損益もプラスのため、前日比15%以上値下がりした場合に買付を行うと、利益が期待できるといえるでしょう。しかしながら、過去のトレード回数が3回と少ないため、3回のトレードの内容を詳しく確認する必要があるでしょう。

システムトレードの達人

システムトレードの達人



以上が、過去3回のトレードの内容です。トレード内容を見てみると、「2010年11月2日」、「2011年3月14日」「2012年5月7日」が、前日比15%以上値下がりした日ということが確認できます。「2010年11月2日」は、三菱UFJモルガンスタンレー証券がグリー(3632)のレーティングを引き下げため、大きく下落しました。一旦は下落したものの、その後好調な業績推移を受けて株価は反転し、株価は上昇トレンドを形成しました。

「2011年3月14日」は、東日本大震災による下落です。震災後は、株価は反転しました。以上の2つのトレードは、悪材料がでながらも、好調な業績を背景に株価は反転しました。一方、「2012年5月7日」は、「コンプガチャ」と呼ばれるソーシャルゲームの仕組みに対し、消費者庁が行政処分も視野に入れているという報道によって、株価はストップ安となりました。同社の収益性に大きな影響を与える内容であったために、株価は下げ止まらず、下落し続けました。過去3回のトレードのうち、プラスのトレードと、マイナスのトレードでは、トレードが行われた時点での、収益性に違いがあったといえるでしょう。

今回の下方修正のニュースは、同社の収益性に懸念を抱く内容となっており、同社の収益性が改善傾向にあることを確認できるまでは、株価が切り返し、上昇トレンドに転じる可能性は低いといえるでしょう。過去の検証では、負けトレードの損失が-14.5%であるため、今回のケースでも現在の株価1150円から15%程度さらに下落する可能性もあるといえるでしょう。

株の売買を行なうに際して、今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待できどの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してみてはどうでしょうか。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)