警告ポスター

見学者はこの貼り紙を見てどう思うでしょう?

「うちの物件は埋まらない」「まったく、うちの賃借人は、不届きものが多くて」そんな声をオーナーのみなさんからよく聞きます。さて、そんなあなたの物件の貼り紙は、見学者をがっかりさせて、さらに空室を増やしていませんか? 今回は、「貼り紙」に関する工夫について論じます。

あなたの物件の貼り紙、どうなっていますか?

昨年の私の講演で、オーナーの皆様にもっともウケたのが、貼り紙の話でした。写真のような貼り紙で、「ゴミのルールを守って」「廊下で騒がないで」というような貼り紙の話でした。入居者からのクレーム対応で貼り紙をするのですが、こうした貼り紙は、実は内見に来た人も見て、結果的に空室を増やしているという話です。

実際、私が見た貼り紙には「ゴミ置き場でおしっこをしないでください」とか「二階のベランダにタバコを投げ捨てる人がいて、火事になりかけました」というものもありました。いずれも、とても大変な事態です。オーナーの立場にたてば、貼り紙も理解できます。しかし、この貼り紙を見て、見学に来た人は部屋を借りるでしょうか? ゴミ置き場でおしっこをするような人が住むマンションに住みたくはありません。自分のベランダにタバコを投げ捨てられたら嫌です。なぜこのことに気づかず、貼り紙をするのでしょう。

昔の貼り紙がそのままになっていて、朽ち果てているものもあります。手書きで、感情的に書かれたものも見受けられます。どうしてそんなことになってしまうのでしょう。
 
なぜ、こうした警告ポスターが、見学時の配慮まで行き届かないのでしょう。
次ページではその構造的な要因を分析します。