とにかく20分でさくっと笑えるシットコム・コメディが最強でしょう!
『フレンズ』
我が家にある数多きアメドラシリーズの一つがこちら、N.Yに住むオトナになりきれない20-30代オトナたち6人のコメディドラマ『フレンズ』。シーズン1~10までフルシーズンもちろん完備で、何も考えたくない平日の朝とか夜に、よくつけっぱなしにしています。ランダムで作品を選んで。日本語吹き替え版が好きです。なぜ、そんなデイリーな作品をチョイスしたかというと、まず、「ジェネレーションX」という「オトナになりきれないオトナたち」世代を描いたコメディ作であるということ。女性にも男性にも限定されず、「オトナになりきれないオトナたち」という大きなターゲット設定なため、子供心を捨てていない、大概の20-40代カップルの皆さんは一緒に楽しめるでしょう。
フレンズに登場する6人の登場人物たちの年齢は、ファイナルシーズン時で30代前半。それでも、私たちが“心の底ではやりたいと思っているけどオトナである以上もうできない”バカなことを気持ちよくやってのけてくれますから、観ているこちらからするとたまらなくおかしくて癒されます。こんな風にバカやってひたすら楽しく生きれたらって少し現実の私たちとも比較しながら。
ジェネレーションXを対象にしていることもあり、ストーリーのメインは恋愛、セックス、仕事。20分のコメディ番組ということもあって、基本はゆるいストーリーですが、“ゆるい”のと“雑”なのは全く別で、本作はゆるいながらもキャストの設定やストーリーの展開において、細かいところにまでこだわったハイクオリティな作品です。短いながらも、真実の愛や人生のターニングポイントをやんわりと描いている、ストレートでアツイメッセージをぶつけてくる作品が苦手なカップルにまさにもってこいな作品です。
ちなみに、バレンタインデーに観るべきオススメは、シーズン6の17話「バレンタインは手作りギフトで」です。まさに、バレンタインデーがテーマのお話で、バレンタインには手作りギフトをプレゼントするのがモットーのモニカは、仲間内で彼氏のチャンドラーにも手作りギフトを準備するようお願いします。チャンドラーはバレンタイン直前まで、どんな手作りギフトを渡せばよいか分からず、迷ったあげく、そのあたりにあったカセットテープをプレゼントします。それを受けとったモニカは、「私のスキな曲を録音してくれたのね!」と大感動。しかし、そのテープの中身は……。フレンズならではの笑いと、長くつきあうカップルにありがちなあるあるネタと、ちょっぴりのほっこりが最後に待っていて、まさにバレンタインデーの夜にピッタリな1作。
そうそう、ご存じだと思いますが、アメリカのバレンタインデーは男性から女性にお花を贈る日です。日本でも「フラワーバレンタイン」という、男性から女性に花束を贈る演出も登場しているみたいですし、『フレンズ』シーズン6の17話をみながら、女性に逆サプライズをしてみるのもありかもしれませんよ!
『フレンズ』
●制作スタッフ:
ケビン・S・ブライト、マーサ・カウフマン、デヴィッド・クレーン
●キャスト:
ジェニファー・アニストン(レイチェル)、コートニー・コックス・アークエット(モニカ)、
リサ・クドロー(フィービー)、デヴィッド・シュワイマー(ロス)、マシュー・ペリー(チャンドラー)、
マット・ルブランク(ジョーイ)
●DVD・放映情報:
シーズン1~シーズン10までDVDレンタル中。
海外ドラマ見放題サイト「Hulu」で配信中
●番組情報サイト:
『フレンズ』