パワーポイント(PowerPoint)の使い方/保存と印刷、共有

97-2003形式のファイルを最新バージョンに変換する(2ページ目)

PowerPoint2003以前のファイルをPowerPoint2013/2010/2007で開くと「互換モード」と表示されます。これは、使える機能が制限されたモードです。PowerPoint2013/2010/2007のすべての機能が使えるように変換してから利用しましょう。

井上 香緒里

執筆者:井上 香緒里

パワーポイントの使い方ガイド

最新のバージョンに変換する

これらの不都合を解消して、PowerPoint2013/2010/2007のすべての機能を利用できるようにするには、互換モードのファイルを最新バージョンに「変換」する必要があります。

「ファイル」タブの「情報」をクリックすると、「変換」ボタンが表示されます。これは、互換モードのファイルを開いたときだけ自動的に表示されるボタンです。
互換モードのファイルを開いた状態で操作する。

互換モードのファイルを開いた状態で操作する。

「変換」ボタンをクリックし、表示される「名前を付けて保存」ダイアログボックスで保存先とファイル名を指定します。このとき注目すべきは「ファイルの種類」が「PowerPointプレゼンテーション」になっていること。これが最新のPowerPointのファイル形式です。
「ファイルの種類」が「PowerPointプレゼンテーション」と表示されていれば、PowerPoint2013/2010/2007形式のファイルとして保存される。

「ファイルの種類」が「PowerPointプレゼンテーション」と表示されていれば、PowerPoint2013/2010/2007形式のファイルとして保存される。

あとは「保存」ボタンをクリックするだけで変換作業は完了です。

変換後のファイルを見ると、タイトルバーに「互換モード」の表示は見当たりません。
タイトルバーから「互換モード」の表示が消えた。

タイトルバーから「互換モード」の表示が消えた。

PowerPoint2003の「図表ギャラリー」の機能で作成した図表やグラフをクリックすると、それぞれ「SmartArtツール」タブや「グラフツール」タブが表示されるので、PowerPoint2013/2010/2007で編集可能です。
変換後に図表をクリックすると、「Smart Artツール」タブが表示されるので、図表の編集が行える。

変換後に図表をクリックすると、「Smart Artツール」タブが表示されるので、図表の編集が行える。

変換後のグラフをクリックすると、「グラフツール」タブを使ってグラフを自在に編集できるようになる。

変換後のグラフをクリックすると、「グラフツール」タブを使ってグラフを自在に編集できるようになる。

つまり、PowerPoint2013/2010/2007の機能をフルに使って編集できるように変換されたというわけです。

いくつものPowerPointのバージョンが混在している状況では、自分がPowerPoint2003以前のバージョンを使っているのか、PowerPoint2007以降のバージョンを使っているのかを把握しておくことが大切です。

なお、PowerPoint2013/2010/2007で作成したファイルをPowerPoint2003で開く方法は「パワポ2007のファイルを2003で利用する」の記事を参照してください。


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