葬儀・葬式/葬儀・葬式関連情報

元横綱・大鵬の通夜、葬儀・告別式リポート(2ページ目)

大相撲史上最多32回の優勝を誇る元横綱・大鵬、納屋幸喜さんの通夜、葬儀・告別式が1月30日、31日に港区の青山葬儀所で営まれました。通夜1000人、葬儀・告別式では1500人の関係者、ファンの方が参列。その模様を葬儀のプロの目線でお伝えします。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

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棺は特注、霊柩車はロングサイズのリムジン

大鵬親方は身長187cmという大柄な方だったため、棺は特注の大型サイズ。愛用していたツゲの櫛、9人のお孫さんからの手紙、白に紺色で「大鵬」と書かれた染め抜きのガーゼのハンカチ、直筆「夢」の字が入ったバスタオルが納められたそうです。
棺が大型なら霊柩車もロングサイズ。キャデラックリムジンで、部屋や両国国技館などをまわり、港区から荒川区の火葬場・町屋斎場へ向かいます。

ファンを大切にしていた大鵬親方。場内の一角には大型テントが設置され、一般の方もお別れができるように祭壇と焼香所が設けられました。出棺の際には「大鵬!」とファンの方からの声が響き渡ります。相撲甚句の調べとともに、青山葬儀所を後にしました。

会葬礼状には直筆の文字とメッセージ、そして星取表

最近は、会葬礼状に「その人らしさ」を込めて作る人が増えてきましたが、大鵬親方の会葬礼状はフォトブックを思わせる素敵な御礼状。
蛇腹折りの表面には、思い出の写真や「忍」と書かれた筆文字と、こんなメッセージが綴られていました。
元横綱・大鵬の通夜、葬儀・告別式、会葬礼状(表)

蛇腹折りの会葬礼状の表紙は「第四十八代横綱 大鵬を偲んで」




『心』の上に『刃』を載せて生きて行く。
必至に生きてきた私の人生を
この一文字が表している。
『夢』は、忍び続けた人生の末に訪れるかどうか。
そうじゃないかねぇ。


元横綱・大鵬の通夜、葬儀・告別式、会葬礼状(裏)

会葬礼状の裏面は「夢」という直筆の文字と星取表

裏面には「夢」の筆文字と、現役時代の星取表。一生の宝物になりそうな深みのある会葬礼状です。星取表を見ながら、歴史的な大一番を思い出した方も多いのではないでしょうか?
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