住宅購入の費用・税金/住宅ローンのしくみと選び方

行ってみる?フラット35全国一斉相談会

長期固定の住宅ローンでおなじみの「フラット35」を提供する住宅金融支援機構が、2月に全国一斉相談会を開催します。資金計画について、販売業者とのみ打合せしているあなたには特にお勧め。変動金利か固定金利か。決断するのも支払うのもあなたです。

大石 泉

執筆者:大石 泉

シングルのマンション購入ガイド

変動金利?それとも固定金利?

住宅購入の検討初期だとそれほど身近な問題ではないのですが、希望の住宅が絞られ、より詳細な資金計画を、という段階になると大きな課題となるのが、住宅ローンの金利タイプの選択です。あなたは変動派でしょうか。それとも固定派でしょうか。

将来の金利がどうなるかは、お釈迦さまにもわかりません。だからもし、販売担当者から「金利は絶対上がりません」なんて言われようものなら、担当者を変えてもらうか、販売会社を変える、つまりは、その住宅をあきらめた方がよい、と思ってしまうのです。「金利が絶対上がらない」なんてことを平気で言えるスタンスは、まさしく住宅を売らんがため。購入者であるあなたのことなど、これっぽっちも考えていない証拠です。一事が万事。何かにつけてトラブルの予感がし、とても心配です。

変動金利がよいか、固定金利がよいか。それは、あなたの資金計画(借入予定額や借入期間等)や、家計状況、家族構成、働き方(稼ぎ方)、ライフプラン、行動特性(持ち味)などによって変わってきます。だからこそ、固定金利だ、変動金利だ、と決めつけず、自分に適した金利のタイプを柔軟に探していく必要があるのです。

どちらかと言えば、売り手は変動金利を進める傾向が強いので、固定金利の住宅ローンの話を聞いてみて、比較検討してはどうかと思います。その機会として、住宅金融支援機構の相談会を利用してはどうかと思って、筆をとりました(筆というか、イエコトのコラムでの紹介ですが)。

フラット35全国一斉相談会

フラットがいいのは、東京会場のみでなく、札幌から鹿児島まで、全国38会場にて開催されること。参加しやすい会場があるか、まずはチェック。詳しくは、下記URLにてご確認ください。概略は、以下のとおりです。
  • 開催日:2月2日(土)、3日(日)の2日間
  • 対象:住宅取得や借換えを検討中の方
  • 内容:個別相談の他、会場によってはセミナーが開催されます
  • www.flat35.com/isseisodan/
相談会の案内サイトをみていて「ん?」と気になったのは、「住宅ローンのご返済相談はお受けすることができませんので、予めご了承ください」というお断りの文言です。住宅ローンの借換え相談は受けるけど、返済相談は受けない。とは、微妙なニュアンス。意図するところが何かしら、と考えてしまいました。私の場合はどうなるの?と心配な方は、各会場の問合せ先へ事前に確認しておきましょう。

借り換える気はないが、今の住宅ローンをどうやって返済すればよいか相談したい、という方は、ファイナンシャルプランナーの範疇です。

あなたは、どう生きたい?

住宅金融支援機構の今年のテーマの一つは、利用者のライフプランニング、だとか。利用者が、念願のマイホーム取得に伴って住宅ローンという高額な借金を抱えてしまう。住宅ローン返済で家計がきゅうきゅうになって、豊かな人生を送れなかったり、経済状況の変化によって働き方が激変し、住宅ローン返済が滞ったり。そのようなことがないよう、ライフ&キャリアプランニングをベースにした、資金計画が必要です。

今回の「フラット35全国一斉相談会」では、きっとライフプランニングを意識した相談会になるものと期待します。

繰り返しますが、金利のタイプを決めるのも、キャリア&ライフプランを描くのも、あなたです。住宅購入は最終目的ではありません。そこには、あなたが望む豊かな暮らしの実現があるはずです。自分や家族の豊かな暮らしとは何か。そのようなことを予め考えた上で相談会に参加されると、より中身の濃いものとなるはずです。上手に利用し、自分にあった資金計画を立ててください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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