仕事はいつやるのが効率的か
ビジネスはタイミング勝負
ではこうした極端にオンとオフを切りわけたがる部下に遭遇した際、上司はどうしたらいいのでしょうか。
まずは上司自らが仕事にメリハリをつけた会社生活を送り、それを部下に感じとらせることが大事です。つまり、毎日だらだらと残業するような働き方ではなく、むしろ意識的に早く帰る日を作ること。一方、急ぎの仕事があれば率先して残業し、時には週末も働いてもいいでしょう。働く意欲の高い社員を巻き込んで、そうした緊急の仕事は週末のうちに解決してしまってもいいかもしれません。
部下は上司のワークスタイルを見ている
メリハリのある働き方が大事
実際、オンとオフを切り替えるという発想は、一見オフの時間を確実に確保するための行動に見えますが、いつも決まった時間に休むというのは、むしろ非効率的なものです。
ただ問題は、上司がメリハリのない働き方をしたり、慢性的に残業したりすると、当然部下からすればそうはなりたくないわけですから、結局オンとオフを切りわけるという発想になりがちです。そうした矛盾した行動を上司が取らないようになれば、部下が態度を硬化することも段々と減ってくることでしょう。