子供の数と経済的問題と時間的制約
子供を1人育てるには3000万円のお金がかかると言われています。家族を増やすために治療し、妊娠・出産に費用がかかり、家族が出来れば家の確保にまた大きな出費が必要となると考えると夫婦にとって、かなりの経済的負担になります。また、経済的負担があるので仕事をしっかりとすると考えると子育ての時間をどのように確保し、ライフワークバランスを取るのかが大事になってきます。
現在、子供が2名以上いる家庭は旦那さんの収入が安定し、家族を養っていくのに十分な給与を得ている方がメインになります。年収300万円以下の男性は経済的な理由で結婚しづらいし、結婚しても複数の子供を作って、家族を養うということについては難しいと言えます。
経済的問題と妊娠適齢期の問題は難しい部分です。
今の日本の制度や仕組みの中では経済的基盤がぜい弱な夫婦にとって、子供を産み育てる環境が整っているとは言えません。そして、ある程度、経済的にしっかりしている30代半ば以降の年代は子供が欲しいがなかなかできない。そういうジレンマに陥っている状況が垣間見えます。
2人目不妊を通して見えるのは、日本の子育て支援システムの不備ということになります。今や、子供を産み育てようと言ってくれる人はどんどん減ってきています。こういう国を担っていく若い世代のためにもっと予算を組んでほしいと思っているのは私だけでしょうか。
2人目不妊を解消するための方法
2人目不妊から脱却するための方法を、いくつか提示したいと思います。- 前回の実績は忘れて、今の状況を正確に把握すること
- 出来るだけ早く、医療機関に検査と相談に行くこと
- パートナーとしっかりとコミュニケーションを取り、同じ目的に向かって共に努力する姿勢を持つこと
- セックスレスのケースも増えているので、それは恥ずかしがらないできちんと医療機関に相談すること
- 経済的な基盤や時間的な制約についてもきちんと考え、準備しておくこと
- ストレスにならない程度に運動や食習慣の改善も行っていくこと
まとめ
今回は2人目不妊について書いてみました。今回の記事のきっかけは今年の年賀状に友人から「2人目不妊だったのですが、2人目出来ました!」という写真が送られてきたことです。彼女の場合、2人とも体外受精で授かりましたが、玉のような赤ちゃんでお正月からその可愛さににんまりしてしまいました。今年も妊活している皆様に新しい出会いがどんどんできることを願っております。
私は妊娠・出産はいつもミラクルだと思っています。出来て当たり前と思っている方はその考えをぜひ改めて欲しいと思います。天文学的な確率から奇跡が起きるのです。
1人目が普通にできても2人目が出来ることは同じように奇跡なのです。だから、奇跡を起こせるようにその確率を少しでも上げるように心をリセットして、真摯に向き合ってほしいなと思います。