ディーゼルエンジン搭載の乗用車が復活
アテンザ・ディーゼル
排気ガスのクリーン度はガソリン車と同等
サイドエアバッグからアルミホイール、クルーズコントロールなどを標準装備
カムリHV
双方ともに静かな乗り心地
乗るとどうか? アテンザに搭載されている2.2リッター4気筒ディーゼルは、4リッター級のガソリンエンジン車と同等のトルクを出す。街中から高速道路までパワフルで、騒音や振動レベルも気にならない。一昔前のディーゼルをイメージすると、良い意味で期待を裏切られます。街中での渋滞時などモーター主体で走るため静か
燃費を比較してみると
肝心の燃費やいかに? カムリHVのJC08燃費は23.4km/L。日本のカタログデーターって誇大表示だから、話7分目として16.38km/L。まぁ乗った感じそんなモンだと思う。1.3リッター級のコンパクトカーと同等だ。凄い! 走行1万km毎の燃料コストは9万2千円。
アテンザのJC08を見ると20km/L。これまた公平に7掛けし、実用燃費14km/Lとしておく。詳細な燃費データを取っていないけれど、もう少し良いかもしれない。ここまで読んで「カムリHVの方が良いですね」と思うだろう。けれどディーゼルの燃料ってガソリンより安価な軽油。
ガソリンを150円としたなら、軽油はおよそ125円。多少燃費で負けても燃料コストじゃ負けない。1万km毎の燃料コストは8万9千円になる。何と! 驚くべきコトにハイブリッドよりディーゼルの方がランニングコストで有利なのだ。いやいやディーゼルのポテンシャル、立派です。
加えてアテンザ・ディーゼルはカムリHVに設定のない追突事故低減ブレーキシステム(15万2250円)なども選ぶことが可能。いろんな意味で安全だしオサイフにもやさしい。このクラスの4ドア車やステーションワゴンを考えているなら、ぜひショッピングリストに加えてみたらいいと思う。