抜群の朝食ロケーション、ゲストラウンジ「アトリウム」
創建当時の赤煉瓦の姿も活かされた朝食スペース「アトリウム」
翌朝の朝食は、駅舎の屋根裏だった大空間を利用したゲストラウンジ「アトリウム」。片側の屋根をガラス張りにすることで開放的な空間となっています。なんとこの場所は朝食のみの営業というから、贅沢な空間の使い方に驚かされます。
エグゼクティブシェフがこだわりぬいた品々がならぶ朝食ブッフェ
ガイドはウエスタンスタイルの場合、必ずオートミールをいただきます。これにドライフルーツやバナナスライスなどをトッピングして、まずはファーストプレートを。次にクリスピータイプのカリカリのベーコン、卵料理はオニオンとハムを入れたベリーレアのオムレツ、イングリッシュブレックファストに供される薄めのブラウントースト2枚、そして濃い目のコーヒーというメニュー構成。時間がたっぷりとあるときは、食後にさらにフルーツを数種類いただきます。
ガイド(左)と藤崎斉取締役総支配人(右)
最後に、藤崎斉取締役総支配人にご登場いただきお話を伺いました。「新駅舎と連動しての大々的な報道で、オープン時からしばらくは大変な混雑を程してしまいお客様にはご迷惑をおかけしてしまいました。やっとの事でひと段落し、本来の伝統ある東京ステーションホテルとしてのホスピタリティーを発揮できる環境になってきたと思います。伝統が息づくこのホテルならではの、『保存・復元』をコンセプトとしたプロジェクトにも今後積極的に取組んでいく姿勢です」
150種類の駅弁を揃えた人気スポット
さて、東京ステーションホテル探索で忘れていけないのは「東京ステーションシティ」とも呼ばれる東京駅とその周辺地域から構成されるエリア。まずは東京駅ナカ商業施設のセントラルストリート。東京駅改札内1階中央通路の通称です。ここでの注目は、店内のライブキッチンでつくる“できたて”の“あたたかい”駅弁など、約150種類以上を取りそろえた駅弁屋「祭」。いまではビジネス客からレジャー客まで、東京発の旅行客の定番スポットになりつつあります。また、インポート菓子などの“インターナショナル”を意識した商品やニーズの高い鉄道グッズも充実、約600ものアイテムが揃う「KIOSK+i」はガイドお気に入りのコーナー。
いかがでしたでしょうか。クラシックホテルならではの格調高さ、伝統のホスピタリティに包まれながら、日本が誇る首都・東京の歴史を感じる優雅な時間を味わってみませんか。