自己肯定ができるようになる2つのポイント
失敗したとき、「反省」よりも、「後悔」ばかりしていませんか?
・失敗との向き合い方
・物事を客観視する目
1つずつ、説明します。
自己肯定と「失敗」の関係
例えば、失敗をしたとしても、「ま、いっか!私は私。いつでも前向きだもん!」と失敗を省みないことを、「自己肯定している」と勘違いしている人もいます。でも、それは単に現実が見えていないだけで、自己肯定とは違います!(=ニセモノの自己肯定)
さらに、人はなんだかんだ言っても、自分の心に嘘はつけないものです。「それでいい!」と自分の心に言い聞かせていても、心のどこかでは、「いや、実は……私ってダメかも」(=自己否定)と思っていたりします。
つまり、その結果、ホンモノの自己肯定ができない人になってしまうことがあるのです。
では、失敗したときに、ニセモノの自己肯定をしないためには、どうしたらいいのでしょうか?
失敗したときは、状況をきちんと判断し、「後悔」ではなく、「反省」をすることです。
つまり、「後悔」をすればするほど、自分を責め、自己肯定からはほど遠くなりますが、「反省」をし、次回、同じことが起きたときにクリアできるような人は、結果、自己肯定ができるようになるのです。
自己肯定と「物事を客観視する目」の関係
人が自己肯定できない要因には、「他人から心に穴を空けられる」パターンも多いものです。人から意地悪をされたり、傷つくことを言われたり、ときには親が理不尽なタイプで、けなすようなことばかりをされると、心に穴が空いてしまうこともあります。
そんなときこそ大切なのは、「物事を客観視する目」です。
ひどい仕打ちに対して間に受けるのではなく、「こういうひどいことをする人がおかしいんだ」と思うことができたら、自分の心に穴を空けずに済むし、空いている穴を埋めることもできます。
また、物事を客観視する目があったら、現実を見られる強さもあるので、先ほどのように、「ま、いっか!私は私。いつでも前向きだもん!」と失敗を省みないなんてこともありません。