3.季節(期間限定、イベントを含む)による分類
穏やかな気持ちになれるキャンドルの炎
クリスマス・バレンタイン・ウインターイルミネーション、紅葉、桜、花火など
ウインターイルミネーションは全国で盛んなので、例をあげるまでもなく、お住まいの地域の施設やイベントが思い出されていることでしょう。東京近郊では時之栖や東京ドイツ村などが有名です。そして、ここまで読んでいただいた夜景好きのあなたはきっと、外出を控えがちな寒い冬でもイルミネーションと聞けばたちまちフットワークが軽くなるタイプではないでしょうか。
四季がある日本は本当にすばらしいですね。季節の移り変わりを感じるたびに、この国に生まれて良かったと実感します。秋は紅葉、春は桜のライトアップが楽しめる季節です。紅葉や開花という自然というタイミングに光が色を添えた時、幻想的で非日常の空間が生まれます。公園のライトアップも素敵ですが、木造建築・庭園と植物という組合せはことさら風情があるので、ぜひ時間を作って庭園を訪れてほしいです。浜離宮恩賜庭園や六義園(りくぎえん)など、都心にある庭園でも期間限定のライトアップを実施しています。
夏の夜空といえば花火です。花火ほどバリエーションが多い夜景はないのではないでしょうか。火を使うという特性から水辺夜景とセットであることが多いし、遊園地や水族館などで催されればもれなくそのアミューズメント施設の夜景も一緒に楽しめます。花火だけでも十分美しいのに、異なる種類を一度に味わえるとてもお得な夜景だと思いませんか。夏の風物詩である花火ですが、冬花火といってあえて秋や冬に開催をしたり、ウインターイルミネーション期間中の日替わりイベントの目玉企画として打ちあげることも増えているので冬も注目してみてください。
4.光の演出方法や光源による分類
LED等を用いたイルミネーション、建物や造形物を際立たせるライトアップ、キャンドル、かがり火・炎、花火、音楽や映像とのコラボレーション、プロジェクションマッピングなど光の演出や光源は3で記したイベントにも欠かせない要素であり、好きな夜景を見つける指針にもなります。お気に入りの光の演出家がいるようならかなり通ですね。集客や町おこしなどの「目的」やファミリー、カップルなど設定されている「対象者」によってもあなた向きの夜景なのかを想像できます。また、LEDの使用数で光の規模を測ることもできますので夜景情報を収集する際には注意してみてください。雑誌や広告に掲載されていた写真では魅力的な夜景だったのに行ってみたらがっかりなんてことにならないように感覚だけに頼るのではなくデータも大切にしましょう。
文中にも記載した通り他にも分類方法はありますが、「夜景を楽しむ」という点で知っておきたいポイントはお話できたのではないかと思います。これからも一緒に夜景を楽しみましょう。