理学療法士/理学療法士になるための勉強法・養成校

理学療法士になるための養成校選び(1)(2ページ目)

理学療法士になるためには、当然、国家試験があります。この国家試験を受けるには、国が定める理学療法士養成施設にて、定められた単位の取得が必要となり、多くの科目の勉強が必要になります。

野田 卓也

執筆者:野田 卓也

理学療法士試験ガイド


大学と専門学校:学費面の違い

学校

大学と専門学校の違い。最も大きな違いはなんでしょうか?


大学の学費
国立大学であれば格段に学費が安くなるため、金銭負担を考えれば選択肢として外せないです。しかし、国立大学の志望者は多く、倍率は高い傾向にあります。また、センター試験という点を上げると、社会人出身者には特にハードルが高いと言えます。

一方、私立大学ですが、4年制専門学校とそこまで変わらない学費となり、国立大学ほど受験時の倍率は高くなりません。ただ、受験難易度も学費も学校によって差があるため、受験前には、よく調べておくことをお勧めします。

専門学校の学費
私立大学同様、学校によって多少の違いはありますが、年間授業料としておおよそ最低100万円程は必要となります。近年、養成校の急増で、入学試験の難易度が下がり、大学と比較した場合、入学し易くなっているようです。学費においては、私立大学と専門学校は横並びと考えてもよいでしょう。


大学と専門学校:卒業後の違い

大学卒業後は
大学と専門学校を選ぶうえで、一番のポイントになるのは卒業後です。大学では卒業時の選択肢として、大学院での研究といった選択肢もあります。また、卒業時には、「学士」の称号が与えられ、就職先によっては給与面で専門学校卒業者との待遇が変わることもあります。

専門学校卒業後は
4年制の専門学校では「学士」と同等の「高度専門士」という称号が与えられます。
これにより卒業後、大学卒業者と同等の学力を有すると公的に位置づけられ、大学院への入学資格も得られます。就職においては、大卒より給与面で劣る病院、施設もありますが、それは全体の中の一部にすぎません。多くは同じ理学療法士として平等に募集・採用されています。

大学と専門学校の違い。少しはご参考になりましたか? 続けて、専門学校による違いと養成校選びのポイントを理学療法士になるための養成校選び(2)にてご案内していきます。

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