乳酸菌の中でも、「フェカリス菌」に注目

フェカリス菌

乳酸菌の中でも、注目の「フェカリス菌」。

乳酸菌には様々な種類がありますが、今回は、フェカリス菌に注目します。正式にはEnterococcus faecalisと言い、人間の体内から分離して加熱処理を行い、乾燥させた乳酸球菌です。

このフェカリス菌を含む飲料を使って、NPO日本健康増進支援機構の花粉曝露試験施設でスギ花粉症患者20人にその効果を検討した結果があります。フェカリス菌を含む飲料を継続的に8週間飲んだ人は、鼻かみの回数、眼のかゆみ、鼻づまりで統計上、改善が見られたと報告されています。

フェカリス菌飲料の実験結果。青■は飲用開始前、赤●は飲用後。

フェカリス菌飲料の実験結果。青■は飲用開始前、赤●は飲用後。(画像クリックで拡大します。)


また、乳酸菌は、より多く摂ることが有効とされており、フェカリス菌には、下記の特徴があることから、フェカリス菌に注目が集まっています。
  • 菌そのものが小さいため、一度に数多く摂取することができる … 他の乳酸菌と比べると、1/5程度と小さく、大きさは1ミリの1/1000である約1ミクロン。そのため、一度に大量に摂取でき、より整腸効果が期待できると考えられています。
  • 殺菌しても効果があるので、より摂取しやすい … 乳酸菌は生きたまま腸に達するといいのですが、胃酸によって多くが死んでしまいます。その点、フェカリス菌は加熱殺菌処理した死菌でも効果を発揮すると言われています。死菌のフェカリス菌は、腸内の善玉菌のエサになり、悪玉菌を減らし、腸を整えます。
フェカリス菌を含む製品としては、伊藤園・チチヤス 共同開発品の「朝のYoo」、久光製薬の乳酸菌(EC-12)、アサヒフードアンドヘルスケアの新ラクトーンA、ニチニチ製薬のフェカリンプロなどがあります。
フェカリス菌を含む製品

フェカリス菌を含む製品。左から、伊藤園・チチヤス 共同開発品の「朝のYoo」、久光製薬の乳酸菌(EC-12)、アサヒフードアンドヘルスケアの新ラクトーンA、ニチニチ製薬のフェカリンプロ。


個人差もあると思いますが、フェカリス菌を継続的に摂ることで症状の改善に期待できるかもしれません。医食同源という点から、あなたもこの機会に試してみてはいかがでしょうか?
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