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今熊野観音寺 幽寂な空間を彩る、美しい紅葉

今熊野観音寺は、御寺・泉湧寺の塔頭寺院のひとつで、西国三十三所観音霊場の第15番札所、洛陽三十三所観音巡礼の第19番札所です。

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美しい紅葉が見られる 今熊野観音寺

今熊野観音寺

今熊野観音寺

今熊野観音寺は、御寺・泉湧寺の塔頭寺院のひとつで、西国三十三所観音霊場の第15番札所、洛陽三十三所観音巡礼の第19番札所です。平安時代のはじめ、天長年間(824~834)、嵯峨天皇の勅願により弘法大師空海が創立したという大変古い歴史をもちます。

応仁の乱の兵火で一度焼失しましたが、正徳年間(1711~1716)に本堂や庫裏が再建されました。
今熊野観音寺 紅葉

今熊野観音寺 紅葉

泉湧寺に向かう道筋から左に折れると、紅葉に覆われるように細い参道が伸びます。参道では、谷の下に流れる細い小川に架かる赤い鳥居橋と紅や黄の紅葉のコントラストが、一幅の絵画を見るような美しさです。

美しい参道を進むと、東山三十六峰今熊野山のふところに抱かれた地形を利用して本堂、太子堂、医聖堂、大講堂などの諸堂が建ち並びます。どのお堂もすっぽりと紅葉に包まれて、ひときわ美しく、隠れた紅葉狩りの名所と言われるのも頷けます。

山間の高低差のある今熊野観音寺の境内は、約1ヶ月ほどかけて下から上にと徐々に色を変えていきます。 そのため、「五色かえで」と呼ばれる名木もあり、紅く色づきはじめた頃から散紅葉まで楽しむことができます。

ご本尊は弘法大師が熊野権現の化身の翁から授かった一寸八分の観音像を胎内仏として、自ら一刀三礼して彫刻した十一面観世音菩薩です。この観音様は、「頭の観音様」として古くから信仰され、特に後白河法皇を悩ましていた頭痛を癒したことで知られます。

今も、頭痛封じ・智慧授かり・健康長寿・中風封じ・ぼけ封じなどに霊験あらたかな観音様として日本全国から信仰を集めています。

■今熊野観音寺(泉湧寺塔頭)
・住所:京都市東山区泉涌寺山内町32
・電話:075-561-5511
・拝観料:無料
・拝観時間:8:00~17:00
・アクセス:JR・京阪東福寺駅から徒歩12分
・HP:http://www.kannon.jp/index.html
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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