印象派の原点となった「印象・日の出」などモネの絵が多数揃う

 

 

 

 

地下鉄La Muette駅を降りて、住宅街の間にある公園をぬけると見えてくる、「マルモッタン・モネ美術館」。道を間違えてしまったかと思うほど、閑静な住宅地の中にぽつりとあります。

ここはもともとモネの絵をコレクションしていた収集家のお宅を改装した小さな美術館で、小規模ながらフランスの印象派の画家、クロード・モネの絵がたくさん揃っています。

この美術館でもっとも有名なのは、「印象派」という言葉のもととなった「印象・日の出」という作品。フランス印象派のモネやルノワール、セザンヌ、ドガをはじめ、ポスト印象派と言われるゴッホやゴーギャンなどのすべての作品の原点が、自分の目の前にあるこの1枚だと思うと、それは感慨深いものがあります。

そしてもう一つの見どころは、モネが何年も書き続けた、大量の睡蓮。モネの睡蓮は、晩年にオランジェリー美術館のために描いた巨大なシリーズや、ロンドンのナショナルギャラリーにあるものなどがとても有名です。

でもマルモッタン美術館に展示されている何枚もの睡蓮は、それよりも素朴なものが多いのです。完成しているのか、もっと描き足すつもりだったのか、輪郭がぼやけているものがあったり、タッチの荒い物があったり、なぜモネはこんなにたくさん睡蓮を描いたのだろう、どんな気持ちで殴るように筆を運んだのだろうと詮索しているうちに、いつの間にか絵の世界にはまりこんでいきます。

「マルモッタン・モネ美術館」は、世界的に有名な傑作だけでなく、さらにもう一歩、モネの作品に踏み込んでみたい方に、ぜひ訪れてほしい美術館です。


■マルモッタン・モネ美術館
住所:2, rue Louis-Boilly 75016
TEL:01 44 96 50 33
アクセス:地下鉄La Muette駅 徒歩10分
開館時間:10時~18時(月曜休館)
休館日:毎週月曜日、1月1日、5月1日、12月25日
ホームページ:マルモッタン・モネ美術館

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