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温室をリノベした「オランジュリー美術館」

パリのオランジュリー美術館は、小ぢんまりした美術館ながら、何と言ってもモネの睡蓮の部屋をはじめ、蒼々たる印象派の絵画が見られる見ごたえある美術館です。

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美術館にしては珍しく、ふんだんに日光を取り入れたモダンな内装が魅力

 

 

 

 

 

 

パリのオランジュリー美術館は、小ぢんまりした美術館ながら、何と言ってもモネの睡蓮の部屋をはじめ、蒼々たる印象派の絵画が見られる見ごたえある美術館です。大きな美術館と異なり、こじんまりとしているので、落ち着いてじっくり楽しめるパリの穴場の美術館です。

オランジュリー美術館は、そもそも1927年クロード・モネの睡蓮の連作を納めるために整備された美術館。美術館の目の前はコンコルド広場、後ろはチュールリー公園と観光環境が整った地域にあります。

ナポレオン3世が、オレンジ栽培の温室のため作った館なので、オランジュリーと名前が付いた美術館です。温室をイメージ出来るかのように、美術館にしては珍しく、ふんだんに日光を取り入れたモダンな内装が素敵で、館内は大変温かいのも特徴です。

エントランスは大きなガラスが室内をより一層明るく演出し、コンクリートの打ちっぱなしの内壁がシャープさがかっこ良さを出しています。

また、館内はシンプルな構成ですので、順番に沿ってゆっくりと絵を観賞出来ます。

メイン作品のモネ「睡蓮」は「睡蓮の部屋」として非常に明るい室内に展示されています。横に長く湾曲した部屋に沿って展示された「睡蓮」は圧巻の美しさです。自然光を取り入れているので、その時の時間や気候で変化を感じる事も出来ます。

●オランジュリー美術館の主な収蔵品
・ルノワールの静物画、人物画
・セザンヌの静物画、セザンヌ夫人の肖像画
・モディリアーニ
・アンリ マティスの油絵
・ピカソ
・ユトリロ「モンマルトル」
・スーチン

パリではなかなか見ることが出来ない、モディリアーニ、マティス、スーチンなどの作品が一度に観れる貴重な美術館です。


■オランジュリー美術館
住所:Jardin des Tuileries 75001 Paris
アクセス:地下鉄コンコルド(Concorde)駅下車
開館時間:9:00-18:00(火曜休み)
ホームページ:オランジュリー美術館

※上記データは記事公開時点のものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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