毎週末無料コンサートが開催されている「サン・メリ教会」で休憩を
世界的に有名ではありませんが、パリでは美しい教会の1つとして知られているサン・メリ教会。名前の由来になっている聖メリは紀元700年にパリに巡礼に訪れたあと死亡し、884年に列聖されたオータン大修道院長メレディクス。パリ右岸の守護聖人であり、彼の遺骨は今も教会の地下室に埋葬されています。最初に創建されたのは13世紀初頭。現在の教会は16世紀に建てられたもので、あのノートルダム大聖堂と同じく、内陣と身廊がほぼ同じ長さのため、「小ノートルダム」と呼ばれています。
教会正面左側にある鐘楼は1331年鋳造のパリで最古の鐘。厳かな説教壇は18世紀の有名な彫刻家P.A.スロッズが制作、美しいパイプオルガンは著名なオルガン製作者クリコが改修したもので、ニコラ・ベックやサン・サーンスがオルガニストを務めていました。
そんな由緒あるサン・メリ教会では毎週末に無料コンサートが開催されています。パリ観光の合間の休憩にぜひ足を運んでみてください。
■サン・メリ教会
住所:76 rue de la Verrerie 75004 Paris
TEL:+33 (0)1 42 71 93 93
拝観時間:15:00~19:00
定休日:日曜日
拝観料:無料
ホームページ:サン・メリ教会
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