歴代国王の戴冠式が行われたゴシック建築の代表作
世界遺産「パリのセーヌ河岸」の一部であるノートルダム大聖堂は、1163年に着工し、1345年の完成まで実に182年もの歳月を要したゴシック建築の代表作です。ヘンリー6世やナポレオン、シャルル10世など歴代国王の戴冠式が行われた場所でもあり、ヴィクトル・ユゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』の舞台としても知られています。
正面にある3つの門(左から「聖母マリア」「最後の審判」「聖アンナ」)に施された精密なレリーフや、森をイメージしてデザインされた堂内を彩る「バラ窓」をはじめとした美しいステンドグラスが見所ですが、もう1つ有名なのが、魔除けの意味がある不気味なキマエラやガーゴイルです。
塔の上からはそれらの彫刻を間近で見られるほか、13トンもの最大の鐘(エマニュエル・リュドヴィク・マリーテレーズ)に触れられたり、最上階からはパリの街並みが一望の下に。
最上階までは全部で387段の階段があり大変ですが、登る価値はあるのでぜひ挑戦してください。
■ノートルダム大聖堂
住所:6 Place du Parvis Notre Dame 75004 Paris
TEL:+33 (0)1 42 34 56 10
拝観時間:月~金 8:00~18:45/土・日 8:00~19:15
定休日:無休
拝観料:無料
ホームページ:ノートルダム大聖堂
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