建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

床レベルが異なる卍型プランの家[武蔵境の家](5ページ目)

東京の郊外の住宅地に、4つの箱が卍型に並び、それぞれに床レベルが異なるというユニークなプランの家が完成しました。3階建ての大きな黒い箱の中は、白い壁とフローリングやデッキなどの木の質感に溢れた、ナチュラル指向の空間でした。

執筆者:川畑 博哉

子供と親のそれぞれの居場所

 

写真をクリックすると最初の写真に戻ります
個室
1. 3階から階段を見おろす。
2. 娘さんの個室。窓からはリビングを見おろせる。
3. 息子さんの個室。右の引戸を開けるとキッチンを見おろせる。
4. ロフト付きのご主人の趣味室。


螺旋状に続く階段を上がった最上階は、親と子それぞれの個室になっています。息子さんは北東側に、娘さんは南西側に約5帖の部屋を持ち、お父さんは北西の角にロフト付きの3帖の書斎があります。どの部屋も外側と室内側に窓が設けられています。
設計者の選択に当って「小西さんの柔らかでナチュラルな感じが決め手になりました」と話すYさんご夫妻。「平面的にも断面的にも表情豊かな空間構成」という命題に小西さんは、卍型のプランと多様な床レベルと室内の窓という発想で、見事に応えたのでした。

◆建築データと建築家プロフィール


  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます