ラクレットの基本データ
- 原産地:フランス全土。特にサヴォワ地方、フランシュ・コンテ地方
- スイスのヴァレ州、及びスイス全土
- 種類:セミハード
- 原料乳:牛
- 固形分中脂肪分:最低45%
- 重量:4.5~7kg
- 季節:1年中
じゃがいもにかけて、いただきます
ラクレットとは
最近では日本でも浸透しつつあるチーズ料理「ラクレット」。専用のオーブンで温めて溶かしたチーズをじゃがいもにかけて食べる料理です。「なんだ、それだけ?」なんて言わないで。雪の降る寒い日の夜に、みんなでテーブルを囲んで会話を楽しみつつ、とろ~りと溶けたチーズをじゃがいもにかけて、ふうふう、はふはふしながら食べる光景を想像してみてください。それは、まるで日本のお鍋みたい。
ラクレット(フランス産)
ラクレット・フュメ(フランス産)。薪で燻した香ばしい香りが特徴
フランス流~ラクレットの味わい方
とろ~りと溶けた、ラクレットチーズ
日本ではチーズ料理といえば、真っ先にチーズフォンデュを思い浮かべるはず。でも本場では、チーズフォンデュはレストランではお目にかかれても、家庭で出てきたことは一度もありませんでした。
フォンデュと言えば、むしろオイルフォンデュ、つまり、鍋に油を満たして熱し、さいの目に切った肉を串に刺して揚げる料理を指すことが多いのです。
そしてこれはパリに住んでいたときも同じで、とても小さなアパルトマンでも、なぜだか大きなラクレットオーブンだけは備え付けてありました。それだけラクレットの需要が高いことがわかります。
用意する食材
■ラクレットチーズチーズをカットしている様子
わたしがパリのチーズショップで働いていたときには、ラクレットチーズを購入される方には、「スライスする?」と聞き、専用のスライサーでスライスしていました。ほとんどのお客様がスライスを希望していました。
でも、日本のチーズショップでは、スライスしてくれるお店はほとんどありませんので、購入したらご自宅で包丁を使って薄くスライスしてください。チーズの組織に弾力があり、少し切りづらいので気をつけて。
■じゃがいも
ラクレット プラトー
意外とオススメなのがさつまいも。さつまいもの甘みとチーズの塩気があとを引くおいしさです。それから里芋。いものねばりとチーズのとろり感があいまって心地のよい舌触りです。また、皮ごといただくのもオススメです。
■ピクルス
酸味で、口の中がすっきりとします。
■その他
ハム、サラダなど。
ラクレットのペアリング
飲み物:辛口の白ワイン。できればサヴォワのワインや、スイスの白ワインがオススメです。ラクレットオーブン
日本でも最近では、少しずつ種類が増えてきています。■ラクレットグリル
ラクレットグリル
本体は2段式で、下段にチーズを入れたフライパンをセットし、上段の天板の上にはゆでたソーセージやじゃがいもをのせます。しばらくしてチーズがぐつぐつと溶けてきたら、上の天板であたためたじゃがいもなどを各自のお皿にとり、その上から溶けたチーズをかけて食べます。
■ラクレットグリル・デュオ
ラクレットグリル・デュオ
我が家のラクレットオーブン(フランス製)
「ラクレット」「ラクレットオーブン」が入手できる店舗
■チーズ専門店 アルパージュ住所:東京都新宿区神楽坂6-22
TEL:03-5225-3315
地図:Yahoo!地図情報
ホームページ:チーズ専門店 アルパージュ
■フェルミエ
住所:東京都港区愛宕1-5-3 1階 愛宕店
TEL:03-5776-7722(代表)
地図:Yahoo!地図情報
ホームページ:フェルミエ
※他、渋谷店、札幌店
■Cheese on the table本店
住所:東京都中央区日本橋浜町3-1-1日本マイセラビル1階
TEL:03-5614-6609
アクセス:東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅下車
地図:Yahoo!地図情報
ホームページ:Cheese on the table
※他、多数店舗あり。