審査って一体誰がしているの?
次に疑問にあがるのが、「これらの賞って一体だれが審査しているの?」ということだと思います。ゴールデングローブ賞に関して言えば、ハリウッド外国人記者協会(Hollywood Foreign Press Association)という、ロサンゼルスに籍を置き、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、ラテンアメリカと世界で活躍する新聞・雑誌記者からなる団体の会員によって審査されます。つまり、映像関係のメディア記者による審査となるわけです。アカデミー賞に関しては、映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences、AMPAS)という、監督、脚本家、俳優、映画配給会社関係者などアメリカの映画業界人からなる団体の会員によって、エミー賞に関しては、米国テレビ芸術科学アカデミー(The Academy of Television Arts & Sciences)という、全国放送の番組の出演者、監督、制作者からなる団体の会員によってそれぞれ審査されます。
つまりアカデミー賞は映画業界関係者、エミー賞はテレビ番組業界関係者による審査となります。ゴールデングローブ賞とアカデミー賞&エミー賞、制作&キャストサイドによる審査と、メディアサイドの審査だと、その着眼点も大きく違ってきますので、ノミネートの時点から3祭典すべて注目されています。
特に、毎年1月に開催されるゴールデングローブ賞は、3月に開催されるアカデミー賞の前哨戦としても話題で、ゴールデングローブ賞でのノミネート&受賞がアカデミー賞にどのように響くか、メディアならびに業界関係者より注目を集めています。
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