ニューリッチへの道/ニューリッチへの道

2013年はお金への挑戦が不安を消す

2013年も、激動の年になりそうです。これからの日本は、世界経済は、どうなるかわかりません。そんな中、言いようのない不安を感じている人も多いと思います。私も不安がありますが、それ以上にワクワクしています。不安とワクワクを同時に抱えている状態ですが、未知の時代への期待感のほうが大きいと言えます。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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投資経験のない人は失敗を極度に恐れる

成功の反対は挑戦しないこと

成功の反対は挑戦しないこと

2013年も、激動の年になりそうです。これからの日本は、世界経済は、どうなるかわかりません。そんな中、言いようのない不安を感じている人も多いと思います。私も不安がありますが、それ以上にワクワクしています。不安とワクワクを同時に抱えている状態ですが、未知の時代への期待感のほうが大きいと言えます。

なぜかというと、私はいつも「挑戦し続けること」を自分に課しているからです。守りに入れば、不安との戦いです。お金を守ろうとすれば、リスクを極度に恐れ、発想が小さくなります。地位を守ろうとすれば、周辺をイエスマンで固め、独裁に走ります。会社員という立場を守ろうとすれば、失敗を恐れ、新しいことに取り組まなくなります。

たとえば投資の世界では、経験のない人は、損失を極度に恐れます。元本が割れたら大騒ぎします。リスク無く儲けたいという、あり得ない欲望に駆られます。しかし、つねに投資にチャレンジしていると、リスクのあるところにこそリターンがある、ということがわかるので、一時的な損失は気にならなくなります。

仕事でも、「ビジネスモデルの寿命は10年」と言われるように、既存のビジネスにしがみついているだけでは、ジリ貧になる可能性があります。たとえばワタミは、「和民」「わたみん家」「ザわたみ」などいろんな業態を開発しています。介護や農業にも進出しています。おそらくひとつの業態だけでは様々な顧客ニーズを拾いきれないし、飽きられ衰退していくリスクを分散させるため、という理由があると思います。しかしそれ以上に、経営者に「新しいことにチャレンジしたい」という欲求があるからではないでしょうか。

稼ぎ力があり、自信に溢れた人というのは、つねに新しいことにチャレンジしています。わかりやすいところでは、ユニクロの柳井氏、ソフトバンクの孫氏、楽天の三木谷氏、サイバーエージェントの藤田氏。彼らは次々と新しいことを手がけています。では、彼らがつねに順風満帆かというと、そうでもないようです。たとえば、今はなくなりましたが、以前のサイバーエージェントのホームページに記載されていた会社沿革には、新しい会社を作っては解散する、という失敗の歴史もつづられていました。法人の解散を開示することは勇気がいると同時に、失敗をあえて認め、学びに変えようという藤田社長の意思表明でもあるように感じます。

挑戦するということは、当然、失敗もあるでしょう。でも、失敗を経験すると、「失敗したら何が起こるか」「どういう気持ちになるか」「次はどうすれば良いか」を知ることができます。たとえば注射の痛みを経験すると、「注射を打つときの痛みのレベルはこんなもの」とわかるので、次に注射を打つときは想定の範囲内で臨めます。

もちろん、これから私たちが生きる世界は、何が起こるかわからない、想像を超えた変革が起こりうる、前人未踏の未来です。つまり、誰も経験したことのない、正解のない世界を生きていくわけです。だからこそ、何が起こっても「想定の範囲内」として対処できるように、経験の引き出しを増やしていくことです。そうすると、失敗は思ったほど怖くないということがわかりますから、再び挑戦できます。どの世界も、挑戦した人が富を得て、挑戦し続けた人が繁栄するとわかります。「成功の反対は、挑戦しないこと」と言われるゆえんです。

私自身、どういう世界になるかわかりませんし、前述のとおり一人の小市民として不安もあります。ただ、「こうありたい」「こういう人間になりたい」「こういう状態にしたい」「こういう感覚を持ちたい」「こういう能力を高めたい」という欲求はつねに持っています。

しかし、たぶんそれは、死ぬまで到達できないレベルなのだと思っています。なぜなら、自分が成長すれば求めるレベルも上がっていくために、永遠に追いつけなさそうだからです。でも、旅行は計画を立てているときが一番楽しいと言われるように、そうやって追い続けていくこともまた楽しいのだろうと思っています。

挑戦こそ進化。挑戦し続ければ、変化が恐怖じゃなくなる。

新しいことに挑戦し続けること。(もちろん、新しいことに逃げることを奨励するわけではありません)それが大事だと思っています。
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