マネープラン/育児休業中(育休中)の女性のマネープラン

高齢出産ファミリーは贅沢子育てに気を付けて(2ページ目)

同じ子育て1年生でも、子どもを授かった年齢によって人生設計はずいぶんと異なります。30代後半からパパママになった家族のマネープランを考えます。

氏家 祥美

執筆者:氏家 祥美

女性のためのお金入門ガイド

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高齢出産ファミリーの老後資金の貯めどきは?

父親もしくは母親が35歳を過ぎて出産したファミリーは、子どもが生まれたらすぐにライフプラン表を書くことをお勧めします。時間の余裕がある育児休業中に二人で書くのがいいですね。子どもを大学まで行かせたいと思っている場合は、子どもが大学を卒業する22年後、自分たちが何歳になっているかをまず確認しましょう。

仮に子どもが大学を卒業するときに夫婦のどちらかが定年退職をしている場合、定年後の生活費の中から大学の授業料を出すのは困難です。この場合は、大学資金は大学入学時に全額用意しておいた方が安心ということがわかります。

老後資金はどうでしょうか?子どもが大学を卒業するときには、すでに老後が始まっているのであれば、子育て終了後に老後資金を貯めることはできません。中学生以降は私立公立に関わらず教育費の負担がどんどん重くなることを考えると、子どもが0歳~12歳までが将来の教育費の貯め時であり、老後資金の貯め時ということがわかります。

子どもが生まれたばかりで老後資金作りとはあまり夢のある話ではありません。しかし、将来のライフプランを考えていくと、子育てと並行して自分たちの老後資金作りをはじめておくことが、自分達のためでもあり、かわいい子どものためでもあるのです。そのために多少幼いころの塾や習い事の数が減っても、親の愛情が減ったことにはなりませんよ。
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