大根ですり潰すのがコツ!
納豆汁は、納豆をすりつぶすのがちょっと大変です。山形県のサイト等で知りましたが、すりこぎではなく大根で潰すのがコツだそうです。確かにすりこぎですると、ネバネバが強くなり潰し難いですが、大根でやってみたところ、一粒ずつを潰しやすいように思いました。納豆汁の具は、豆腐、油揚げ、味噌と大豆製品の4重ねで、しっかりたんぱく質をとることが基本。きのこ、こんにゃく、大根、里芋等を入れることもあり、地域や家庭によってさまざまです。ご家庭で有り合わせの野菜や芋、海藻など、お好みで使いましょう。今回は、一般的な材料で、核家族で食べられる程度の量のレシピをご紹介します。
納豆汁の作り方
納豆汁(4人分)
つぶした納豆を溶き入れた納豆汁。寒い日に温まり、栄養たっぷり
- 納豆 1パック
- 木綿豆腐 150g
- うすあげ 適量
- 舞茸、大根、わかめ 各少量
- だし 500cc
- 味噌 大さじ4杯
- 白ねぎ 適量
- 七味唐辛子 少々
- すりばちに納豆を入れ、大根をすりこぎ代わりにして潰す。まずは一粒ずつたたくようにすると潰しやすいです。適度に大根の水分が出て、納豆が逃げにくく、すり潰しやすくなります。
- 薄あげは短冊切り、豆腐は角切り、舞茸は小分けし、ワカメ、白ネギは小口切りします。
- 豆腐とわかめ以外の材料を出汁で煮て、火が通ったら豆腐を加えてひと煮立ちさせ、味噌を溶かし入れ、すり潰した納豆を煮汁でゆるめてから溶かし入れ、沸騰直前にわかめを加えて火をとめます。納豆を入れてから沸騰させないことがポイントです。
- お椀にもって、白ネギをのせ、七味唐辛子をふります。
参考/
- 納豆汁(山形県)
- 江戸時代 食生活事典(雄山閣)
- 江戸の食卓(河出書房)
- 江戸随筆に見る「納豆」(全国納豆共同組合連合会納豆PRセンター)
- その他