カーテン・ブラインド/カーテン・ブラインドの選び方

空間演出をさりげなく、上質カーテンを手に入れるコツ(2ページ目)

朝目覚めてから最初に手に触れる素材がカーテンではないでしょうか。起床して、朝日を室内に取り込む・・・一日の始まりに夢膨らむ素敵な素材をお部屋に取り入れてみませんか?

早乙女 明子

執筆者:早乙女 明子

カーテン・ブラインドガイド


生地にこだわる

カーテンを選ぶ際、どうしても色や柄、を優先してしまいがちですが、それには理由があります。

パソコンで見る場合、その手触りや質感は判断できませんから、ウェブ上でのセレクトには、視覚的美観が最優先事項となるのです。

メーカー各社も、ウェブ上で見られるデジタルカタログに力を入れていますし、触覚を省いた布選びであることを把握した上で、ラインナップを確認する程度にデジタルカタログを利用するのが賢明です。
見本帳

見本帳

右の画像は見本帳の一ページですが、見本帳に貼られている生地サンプルは10センチ以下のものが多く、生地の質感は理解できても仕上がりイメージはわきにくいものです。

入手してから思ったのと違う、というのは悲しすぎますので、ショールームを訪ねる、あるいはコーディネーターなどに依頼して一度大判の生地を確かめることをお勧め致します。

どんなカーテンが存在するのかをチェックした上で、実際の布の質、微妙な色合い、風合い、手触り感を、ご自身の五感を生かし、ピン!と来るものを選びに出かけましょう。

質の良い生地とは・・・

上品で清楚な仕上がりをつくる生地の王道のシルク、華やかな光沢と手ざわりの質感が魅力のサテン、ふんわりと優しくヒダが魅力的なオーガンジー、柔らかな風合いで透明感があるシフォンなど、生地にはそれぞれ異なる良さがあります。

ただ単に高い素材を使ってさえいれば質がいい、というわけではありません。
せっかくの上質な素材も利用方法次第ではデザインと相性が悪いこともあります。
すべての素材がその良さを出せるデザインのカーテンとなることが重要です。
大人可愛いピンクのファブリック

大人可愛いピンクのヨーロピアンスタイルのファブリック


上質なカーテンを手に入れるコツ

カーテン制作の難しいところは、仕立てが思ったより難しいという点があります。縫い上がったものが『長すぎて床に接している』『アジャスターフックを下げて調節したため開くと上部の頭が垂れてしまう』、というような状態では残念極まりなく、折角あつらえた商品が台無しです。

ヨーロピアンプリント

ヨーロピアンプリントの新柄

デザインカーテンをあつらえるの場合に必須な、
1 採寸 2 デザイン 3 お仕立て という作業はプロの領域
ただ吊るすだけのカーテンを選ぶのではなく、装飾性に優れた素敵なカーテンを手に入れようとお考えであれば、縫製指示を把握したセレクターのいるショップを訪ね、お手伝いしてもらうことをオススメします。

素敵なカーテンを部屋に招いて、豊かな暮らしを始めてみませんか?

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