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SONY DESIGN-BRAVIA-の秘密(前編)

増々大型化する薄型TV。室内空間では絶対的な存在となってきた。と同時にそのデザインが気になるアイテム。そこで世界的ブランド「SONY」のBRAVIAを手掛けたデザイナーにインタビューした。協力:ソニー株式会社

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

近頃流行の薄型大型TV。
画質技術の向上、手頃な価格帯など好評な要因は様々あろうが、大型TVを配置する室内空間では絶対的な存在である。

日頃インテリア・ファニチャーデザインをしているボクにとって、益々大型化するTVの存在は、多様化するインテリア計画の中で、どの機種にしようか、どう配置しようか、周囲との関係をいかにデザインしようか頭を悩ますこともしばしば。
実際にセレクトする為にショップで様々な大型TVを目にすると、「このTVはどんなコンセプトでデザインされているのか?…インテリア空間との関係をどのように考えているのだろうか?…」と気になるものだ。また、ジャンルは違えども、「どのようなデザイナーがデザインしているのか?…」デザインをする視点や考え方に興味がわく。


「デザイン」といえば、押しも押されぬ世界ブランドの「SONY」。
今回、SONYのTVブランド「BRAVIA(ブラビア)」をデザインされたSONYクリエィティブセンター、チーフアートディレクター:新津琢也さんに「TVデザインのコンセプトは? 今後のTVデザインは? そして、SONY DESIGN」についてお伺いした。
右:SONYクリエィティブセンター、チーフアートディレクター:新津琢也さん
左:ガイド 石川尚

TVはSONY社内の中でも最重要カテゴリー
ブラウン管TVとフラットTVが一目でわかるデザイン


……TVというとSONYのプロフィールというブラウン管TVをボクは愛用しています。20年近く前のTVですが、現役ですよ!
新津さんは、どのような経緯でTVのデザインをされたのですか?


新津 えッ、それは凄い!絶対使用時間が少ないから保っているんでしょうが。あれは素晴らしいブラウン管TVですよ。ボクは、プロフィールが発売の直後にSONYに入社して、TV、8mmビデオ、オーディオ、そして業界では最後発のプラズマを担当した。(SONYの薄型TVは日本の中で最後発でした。)
その時意識したのは、SONYらしいオリジナリティーだった。
今迄に無かった「オッ!」と言われるようなポイントが何処かにあって、共感されるものがSONY DESIGNなのかなぁと思っていた。
壁掛け(フラット)TVデザインは、ブラウン管TVを手掛けてきたボクにとって夢のテーマ。
ただ、フラットTV後発のSONYなので「壁掛けTV」とはうたえないし、うたってはいけないと自分に課せた。そこで、正面から見てブラウン管TVとフラットTVが一目でわかるデザインをテーマにしたのです。当時、他社のそれは正面から見るかぎりブラウン管TVと大差がないデザインだったから。

SONY ・ BRAVIA(ブラビア) 初期のデザインコンセプト


そこで、「そうじゃないよね!」って、フローティングデザインをやったんですよ。2001年、空中にフッと浮いているイメージをガラスのスタンドで提案した。結構高価なスタンドになったが、この時、空中に浮かんでいるそれがとても奇麗だなぁー!と・・・快感を覚えたんですよ。
その後2002年にはTV本体にガラスを使用してフローティングデザインのベースができた。
SONY BRAVIA(ブラビア) 52X2500


……フローティングデザインとは?あくまでも映像が浮いているようなという意味に捉えて良いのでしょうか?

新津 そう、そうです。SONYのバッチがついていなくてもSONYだとわかるデザイン、それがフラットTVにおいてはフローティングデザインなのです。
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