SUBARU(スバル)/フォレスター

新型フォレスターはオンもオフロードもイケル!

フォレスターが4代目となるフルモデルチェンジを受けた。スバルにはレガシィやインプレッサといった看板車種があり、その影に隠れがちだが新型は気合い十分。買い得感十分のモデルに仕上がっている。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

初代とは階級が違う

フロントマスク

ボディサイズは全長4595×全幅1795×全高1695mmで、アウトランダーの全長4655×全幅1800×全高1680mm、CX-5の全長4540×全幅1840×全高1705mmと比べてもCX-5よりは長いが、ひとまわりコンパクト。全幅1.8m以下は死守。価格は208万9500円~293万6850円


4代目にスイッチしたフォレスターは、いまや日本だけでなく北米や欧州、中国などグローバルでニーズをすくい上げる必要があるモデルに成長した。

マツダCX-5もグローバルモデルを標榜するが、未舗装路も多い新興国では、余裕のロードクリアランスによる悪路走破性の高さが利点になる。最先端技術全部のせ第一号モデルをSUVのCX-5にしたのは、その辺りの事情もあるという。

一方、フォレスターが期待する北米市場では、よく指摘されるように現地で声を集めるとサイズアップしてしまうのが悩みだ。スバルもよく心得ているが、全長で35mm、全幅で15mm拡大したことで自宅の駐車場に収まらない、なんてこともあるかもしれない。

誕生時はコンパクトSUVであったフォレスターだが、いまやCX-5や三菱アウトランダー、CR-Vなどをライバルとするミドルサイズに階級を上げたわけだし、ベースとなるインプレッサも大きくなっているのだから仕方ない。それでもライバルよりもサイズは小さく、取り回ししやすいのがアピール点ではある。

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