江戸時代から続く名産
みなさんは、「大津絵」というものをご存知ですか。滋賀県大津市で江戸時代のはじめから名産とされてきたもので、東海道を旅する旅人達に土産物、護符として知られていたのだそうです。実はこれ、大津絵はがきのパッケージの受け売りなのですが、わたしが大津絵にはじめて出会ったのは、滋賀県にあるマンホールからでした。大津市企業局のホームページでその愉快なマンホールをみることができますが、数年前まで滋賀県の琵琶湖周辺に仕事で行くことが多かったわたしは、ある日ふと足元にある、極彩色のマンホールに気づきました。恐いというよりユーモラスな鬼の絵が彫ってあるそれはとても綺麗で、これはきっとこの地にゆかりの絵かなにかに違いないと、いろいろ調べてみたのがきっかけです。
絵葉書やカレンダー、ストラップにも
大津絵はマンホールにも描かれている藤娘や鬼の寒念仏といった題材があります。全国的にみれば知名度は低いようですが、上でご紹介している大津絵の店は、肉筆画にとどまらず、カレンダーやストラップと、親しみやすいものを製作されています。写真は滋賀在住の友人がくれたもので、大津絵はがきセット5枚組、630円です。大津絵の店でも買えますし、また、わたしが頂いたものとは絵柄が変わりますが、大津市歴史博物館でも買えるようです。
琵琶湖観光のお土産に、滋賀の誇る伝統絵、一枚いかがですか?
■大津絵の店
住所:滋賀県大津市三井寺町3-38
電話:077-524-5656
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