奥の細道で有名な地にある和菓子処で頂く絶品お菓子
山寺参道沿いの和菓子処、商正堂。昭和4年創業の老舗で山寺立石寺の御用達です。まんじゅうやきんつばも好評ですが、なかでもお土産として喜ばれているのが「もろこし」です。
「もろこし」とは、小豆や木の実などの粉を少量の砂糖と混ぜたものを型に押入れ固め、焼き目をつけた素朴なお菓子です。
江戸時代に藩主へこれを献上した際に「諸々の菓子を越えて風味良し」との評価を受け、「もろこし」と呼ぶようになったそうです。
商正堂の「もろこし」(1袋700円)は小豆100%で、ひとつひとつ丁寧に手作りされています。表面は堅いですが、ひと口含むと、きめ細かな小豆の粉が口の中でほどけます。甘さも控えめなので甘いものが苦手な方にでも喜ばれる逸品です。
ちなみにここ山寺は、貞観2年(860年)に開山された比叡山延暦寺の別院で、正式名称は宝珠山立石寺。松尾芭蕉が奥の細道の旅中ここへ立ち寄り「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだことで有名です。
■和菓子処 商正堂 「もろこし」
住所:山形市大字山寺4437
電話番号:023-695-2048
営業時間:8:00~17:00 (無休)
アクセス:JR仙山線「山寺」より徒歩3分
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