画面の大きさで選ぶ
アルパイン「ビッグX」の発売後、大画面は市販カーナビのひとつのトレンドとなった。その元祖アルパインは、この秋「ビッグX EX」を発売した。一般的な2DINサイズのスペースに大画面ナビを装着するには、周辺のパネルごと交換しなければならず、車種別専用になるわけだが、新しいビッグX EXはプリウスα専用のVIE-X008-EX-PRAと現行プリウス用のVIE-X008-EX-PR(ともにオープン価格)の2モデル。これらは受注生産のスタイルをとり、注文があってから車種に応じて本体部と専用デザインのコントロールキー付きパネルキットを組み合わせ、専用オープニング画面や音響チューニングなどを施した状態で出荷する。カーナビ用16GB+音楽用16GBのSD(HC)カードを採用したメモリーナビで、画面サイズは8型ワイド。バネルの操作キーは車種ごとの専用デザインで、ボタンの操作感まで純正に近いように仕上げたという。このように、純正のインパネとのフィッティングの良さが、大画面&車種別専用モデルの、ひとつの良さだ。ビッグX EXは上記2車種のほかに9型大画面のアルファード/ヴェルファイア用もラインアップ。またEXではないVIE-X008をベースにして、アクア、ノア/ヴォクシー、ハイエース、エスティマ、アイシス、ヴィッツ、ウィッシュ、スペイド、ヴァンガード、マークXなどにも対応している。
パナソニック「ストラーダ」Lシリーズも大画面&車種別専用。Lシリーズは、HDDナビベースの8型ワイドモデルで、ステップワゴン/ステップワゴン、フィット/シャトル/ハイブリッド、セレナ用を、SDナビベースの8型ワイドモデルでプリウス、プリウスα、アルファード/ヴェルファイアに、7型ワイドモデルでアクア、フリード、ムーヴカスタムに対応している。またイクリプスのAVN-ZX02iは9型大画面を採用。9型ではもっとも多い16車種に対応(対応車種はこちらを参照)しており、今後も対応車種を増やしていく予定だという。これら、大画面&車種別専用ナビは、対応車種が限られているが、対応車種のオーナーだけが入手できるものともいえる。一度見てしまうと、7型は物足りなくなってしまうほど画面の大きさは大きな魅力なので、対応車種にお乗りなら候補の1台に加えてもいいだろう。