ナビ能力で選ぶ
カーナビの基本は、目的地まで安全・快適にドライバーを導くことだ。これには、地図の見やすさや詳しさ&新しさ、ロケーション性能(測位精度)、検索の情報量や質、ルート品質、案内性能、渋滞対応力など、さまざまな要素がからんでくる。このあたりを総合して考えると、ナビ能力ではカロッツェリアが一歩抜きん出ているように思える。とくに測位精度と、スマートループを利用したときの渋滞対応力およびルート品質は、他を圧倒している。この冬の新製品でいえば、AVIC-MRZ009(Bluetooth内蔵)またはAVIC-007(Bluetooth比搭載)あたりが該当する(ともにオープン価格)。もちろん、操作レスポンスや検索のしやすさなどは、ライバルに一歩譲る部分もある。しかし、新しい楽ナビの上位モデルはカロッツェリアのフラッグシップ・ナビ「サイバーナビ」と同等の全国約70万キロに及ぶ道路を網羅したリアルタイムの渋滞情報を取得でき、渋滞対応力ではサイバーナビに匹敵。渋滞をできる限り回避しながら、ドライバーを早く快適に目的地に導いてくれる。
スマートループを活用するには通信料が発生するが、3年間は何度でも使える専用通信モジュールを使ったとして、1日分に換算すると約24円。クルマに乗る回数が多ければ多いほど、お得感が増す。今回、楽ナビは「エアージェスチャー」という新しいインターフェイスを採用したのが話題だが、ナビ能力の高さがこのモデルの最大の魅力だ。エアージェスチャーについての詳細はこちらで。