スリ被害防止のために、財布がバッグから取り出しにくいようにする
情熱と芸術の国、スペインへの旅行は誰もがあこがれますが、スリが多いのが難点です。日本人はおとなしく、現金を多く持ち歩くので、スリにとっては格好のターゲットです。旅行の際には被害に合わないように十分に注意したいものです。スリ被害を避けるためには、どこにお財布が入っているのか分かりにくいということ、そしてお財布がバッグから取り出しにくいということが大切です。
スペインで持ち歩きたいのは、深くて大きめのバッグ。どんなデザインでもかまいません。
ウエストポーチや小さめのショルダーは、肌身離さず持っているから安心、と思われがちですが、そこに貴重品が入っているのが一目瞭然ですし、高さがスリの手の位置にあるので、一番狙われやすいのです。
スリは、地下鉄の電車のドアの付近に多くいます。2~3人組で、一人が電車の中で押されたふりをしたり、声を出したりして気をそらせている間に、別の人がプロの早わざで正面から堂々とお財布を抜き取り、あっという間にいなくなります。
お財布は、万が一のスリの手に触れても手触りでわからないように、スカーフなどで一度くるんで、大きなバッグの底の部分に入れ、バッグの口の部分を脇の下や手で押さえてがっちりガードして守ります。
なくなったら困るような高級なお財布は、スペインには持って行かず、家でお留守番させるのがベストです。