オフィス・事務所探し/オフィス・事務所探しの前に

本当に必要なオフィスの広さは?(2ページ目)

事業の計画にあったオフィス探しをするには、予算に直結する面積を十分考慮して決定するべきでしょう。初めてオフィス探しをする方に気を付けて欲しいポイントをご紹介します。

執筆者:堀 和之

什器(デスク、収納棚、コピー機など)スペースを見極める

1.1人当たりのデスクワークスペース
6

1人分の必要専用面積


一般的なデスクサイズ(幅120cm、奥行き70cm)で1.735平米必要です。

 


7

応接に必要な面積

2.応接ミーティングルームスペース(4人がけ)
4人掛けの応接セットと通路面積を考慮すると5.6平米必要です。






8

書類収納

3.キャビネットスペース
幅90cm、奥行き45cmで扉などの開閉も考慮すると1平米必要です。

 

4.複合機スペース
1

OA機器の必要面積


一般的な複合機で用紙トレーの開閉も考慮すると1平米必要です。






5.通路スペース
通路スペースは、90cm程度あれば、なんとかすれ違えますので70cmから90cmの間で考えます。また、デスクに座った人の後ろを通るには、デスクから90cm程度が空いていれば可能です。


現地でレイアウトを検討する。

業種によって必要な什器の種類、デスクサイズ、応接室の有無などは、異なります。またオフィスタイプや床の形状、柱の位置によって有効なオフィススペースは異なりますので現地で寸法を確認し、必要な什器や備品が搬入、設置が可能かを確認します。

現地での採寸を推奨するもう一つの理由は、不動産会社からもらう物件募集概要に記載されている面積は実寸と差異がある為です。
マンションタイプのオフィスであれば、浴室やトイレなどの面積が、含まれている以外に壁心面積(隣、共用部分との間の壁の中心)で計測したものになっています。

オフィスビルタイプであれば、共用部分(共同トイレ、給湯室、共用廊下など)も含めた面積を契約面積として記載している場合があります。


必要な面積を決める重要性

ワークスペースが思って以上に小さくて済むが、応接スペースは確保したいという方はレンタルオフィスなどの選択肢があります。
必要な面積が、決まると立地や建物のタイプ、グレード、広さ、価格などの諸条件を限られた予算の中で比較検討し易くなり、納得できるオフィス探しになるでしょう。
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