お金がない人は気長に投資をする時間はない

長期投資は誰にとっても正しいのか

長期投資は誰にとっても正しいのか

本当の金持ちは、世界のお金の大局的な動きを見ています。あるいは大きな目でウォッチをして助言をくれるアドバイザーを抱えています。さらに、将来の消費世代の人口構成に注目し、10年20年スパンで投資する。しかし、それは運用に足る十分な資金を持っているからできることです。

また、富裕層の資産運用は、たとえば10億円の預金があれば、仮に金利が1%でも、年間の利息収入は1000万円になります。しかし、預金が1千万円なら、金利収入は年間10万円にしかならないので、これではいつまでたってもお金は増えません。つまり、現在お金が少ない人が、お金がたっぷりある富裕層の運用と同じ方法をとっても限界があるということです。

また、長期投資が有効な手段となるには、前提条件があります。それは、長期的に景気が拡大する(株価が上がる)であろうセクターである、という点です。ゆっくりとであっても着実に経済成長が見込めるなら、株でも投信でも不動産でも価格は上がっていく。時間が長ければ長いほど上昇幅も大きくなる。でも、そんなのんびりした方法で老後にお金持ちになったとして、本当に人生を楽しめるのでしょうか。

では、急速にお金持ちになる人の行動を見ると、彼らはデイトレーディング(以下デイトレ)やスキャルピングトレード(以下スキャル)をして、資金増殖スピードを高めています。たとえば100万円を動かして、1回5万円くらいの利ざやを抜く。それを1日3回やって15万、月20日間やれば、300万になる。もちろん、いつもそううまくいくわけではないですが、資金を寝かせている人に比べれば、お金が増えるスピードは格段に速いのです。そして資金量が増えていけば、持てるポジション量も増えるので、1回の売買で得られる利益も大きくなります。そして大きく資金が増えてきたら、もはやガツガツ回転させる必要もないので、長期投資に移行する、というわけです。
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