よりデザインに注視したカジュアルなシェーバー
それより少し遅れて8月に発売されたのが「スタイルシェーバー QS6160」。こちらはよりデザインを重視した製品で、回転式ではなく往復式を採用したのも話題を集めました。ミリ単位での長さ調節ができる2種類のコームが反対側についており、あらゆるヒゲスタイルを自在に楽しめる設計です。
フィリップス スタイルシェーバー QS6160
オープン価格 7000円前後
問い合わせ先:フィリップス
シェーバーの世界もオールインワンがブーム
そして同じく8月に発売されたのが「ブラウン cruZer6 face」。こちらも「剃る」「刈る」「整える」が1台でできる製品です。男性コスメではおなじみのオールインワンがシェーバーでも登場。クールでメカニカルなデザインも支持を受けて人気が出ました。1回のフル充電で10日間の使用が可能(*1日1回3分使用した場合)という機動性もよく、出張時に持って行くのにも便利な機種でしょう。
防水なので、ドライ・ウェットどちらの環境でも剃れます。もちろん最近若い人に人気のお風呂剃りにも対応しました。
ブラウン cruZer6 face
オープン価格 7000円前後
問い合わせ先:ブラウン
あの名機もバージョンアップ
同じくブラウンの最高機種である「シリーズ7」もマイナーチェンジをしました。こちらもお風呂剃りに対応するようになりました。もともと、クセヒゲに強くワンストロークでの深剃りに定評のあるブラウン。ストロークが少なければ少ないほど、肌に対する負担も軽くなりますから、今回お風呂剃りにも対応することで、優しく剃りたい派へのアピールできる製品になったことが注目に値します。
ブラウン シリーズ7 790cc-6
オープン価格 2万5000円前後
問い合わせ先:ブラウン
このように、2012年は世間一般の「ヒゲ」に対する意識が変化したことを象徴する製品が続々と登場しました。深剃りは多枚刃の搭載や内刃のエッジの角度競争がある程度、成熟を迎えたといってもよい状況。
その中で、今度はヒゲのビジネスシーンでの許容に伴って、デザインに対する欲求をどこまで満たせるのか、が今後の製品展開に繋がっていくことでしょう。2013年はどんな新機能が搭載されて、男性の永遠のテーマであるシェービングを充実させてくれるのか、今から楽しみで仕方ありません。