シンガポールの老舗中国料理店、スプリングコート

シンガポールで一番古い
老舗チャイニーズレストラン、スプリングコート

MRTチャイナタウン駅を出てすぐ、まさにチャイナタウンの中心地にあるスプリングコートは、1929年創業のシンガポールで一番古いと言われるチャイニーズレストラン。シンガポールを支える華僑たちに愛され続ける老舗で、シンガポールの政府高官をはじめ、名だたるセレブが訪れる有名店です。歴史を感じさせる店構えながら、店内は2011年にリノベーションが行なわれ、モダンな雰囲気に。老舗の名店にも関わらず、きどった堅苦しさがなく、初めてでも気軽に利用できる懐の深いレストランでもあります。

広東料理がベースの店ですが、やはりここでオーダーすべきは、シンガポールの名物料理でもあるチリクラブ。生きたままの新鮮なキングサイズのカニを使うというカニ身は、ジューシーでふんわりしていて甘みもあり、美味。これを特製のチリソースと一緒にいただきます。しっかりとダシがきいた味わいの中でスパイシーなチリがポイントとなって、辛いのだけど深い旨みがあるソースも逸品。ちょっと他では味わえない、老舗ならではの自信さえ感じます。こちらは時価となりますが、5人までのサイズであればだいたい50シンガポールドルが目安とのこと。

ここでもう1品オーダーしてほしいのが、Roasted Chisken Sthffed with Minced Prawn（Sサイズ22シンガポールドル、Lサイズ38シンガポールドル）。パリパリの皮もおいしい肉料理かと思いきや、エビのツミレの味が濃厚に追いかけてくるのに驚き。ジューシーで柔らかい食感が絶品です。他にも、オーナー夫人のお母さんから伝わる伝統的なレシピを再現したポピアもおすすめ。小麦の生地を使う生春巻きのような形態のローカルフードで、ここでは具材を13種も使用。なんと日本のわかめも入っているのだとか。その他、トラディッショナルなメニューも多数揃っていて、どれもハイクオリティー。人気店なので、事前の予約をおすすめします。

＜DATA＞
■詠春園（SPRING COURT）
住所： 52～56Upper Cross Street
TEL： 6449-5030(+65)
営業時間： 11:00～15:00、18:00～23:00（22:30LO）
定休日：なし
アクセス：MRTチャイナタウン駅から徒歩1分