壮大なスケール! マレーシアの世界遺産
マレーシアの世界遺産は、スケールの大きさが特徴です。ボルネオ島にあるキナバル公園とムル国立公園は、原始から変わらない壮大な自然が迫りくるよう。西洋と東洋の貿易の要となったマラッカ、ペナンのジョージタウンは、歴史の重みを感じます。世界中から多くの人が訪れるマレーシアの観光スポット、世界遺産ご紹介します。
世界自然遺産、キナバル公園
キナバル山の雄姿はコタ・キナバル市内からも眺めることができる
マレーシアで初の世界遺産となったサバ州のキナバル公園。東南アジア最高峰のキナバル山(標高4095.2m)を中心に広がる自然公園で、希少な植物、鳥、昆虫などが数多く生息しています。熱帯雨林の樹海が広がる山麓、荒れ地に咲く愛らしい高原植物、ゴツゴツとした花崗岩がむき出しの頂上付近など、山の高低差によって様々な表情を見せるのも魅力。ちなみに、キナバル山の登頂は登山上級者でなくとも可能ですが、富士山を越える高さですので、自主トレーニングをしておくこと。現地ガイドの同行は義務付けられています。
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キナバル公園
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ボルネオ島の基本情報
世界自然遺産、グヌン・ムル国立公園
日帰りツアーで洞窟体験ができる。写真:ウェンディーツアー提供
サラワク州北部にあるムル山(標高2377m)。その麓に広がるグヌン・ムル国立公園は、東京都23区がすっぽり入るぐらいの広大な面積で、手付かずの自然が残っています。見どころは巨大洞窟群。ジャンボジェット機が40機も入る巨大な地下空間サワワク・チャンバー、洞窟内の天然のプールで泳ぐことができるクリア・ケイブ、鍾乳石が美しいウィンド・ケイブなど、ツアーでの体験が可能です。なお、この地にある洞窟群の半数以上は、いまだ誰も足を踏み入れていない秘境の地。冒険家によって調査がすすめられている途中です。
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グヌン・ムル国立公園
世界文化遺産、ペナンのジョージタウン
大富豪ヤップのビル。ペナンには白亜の建物とアジアの屋台群が共存している
ヨーロッパとアジアを結ぶ貿易港として発展したペナン。その中心部が、首都クアラルンプールに次ぐ第2の都市であるジョージタウンです。イギリス入植当時のままの英国コロニアル建築物が広がる海岸周辺エリア。ペナン人口の60%近くを占める中国系マレーシア人の文化が色濃い中心部など、比較的広い範囲に広がっています。ジョージタウンを歩いていると、波乱の時代を力強く生きていた人々の姿が目の前に浮かんでくるほど、昔のままの街並みが残っています。
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ジョージタウン/ペナン島
世界文化遺産、マラッカ
マラッカの中心地、オランダ広場。かつての市庁舎や教会が今も佇んでいる
600年ほど前、マレーシア初の王朝が誕生したマラッカ。それゆえに古都とよばれ、西洋と東洋が混在するエキゾチックな街並みが魅力です。マラッカの特徴は、この地で育まれた絢爛豪華な文化、プラナカン。プラナカンとは、大陸からの中国人と地元のマレー人との間に生まれた子孫の総称。刺繍で彩られた洋服やビーズサンダルなど、そのゴージャスで美しい文化は世界中から注目を集めています。ちなみに、クアラルンプールからバスで約2時間の距離なので、日帰りも可能です。
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マラッカ