世界遺産、ペナンのジョージタウン
宿泊可能なチョン・ファッツィ・マンションは、ジョージタウンの象徴でもある
<目次>
ペナンへのアクセス
日本からの直行便はなく、クアラルンプールで国内線に乗り換えて約1時間。シンガポール、タイなどの近隣諸国、ランカウイ島などの地方都市からの便もあります。高速バスを利用する場合は、クアラルンプールから約5~7時間。またマレー鉄道でKLセントラル駅からバタワース駅まで約7時間、バタワースからフェリーを利用し、約20分でペナン島に渡ることも可能です。ペナン国際空港から繁華街のジョージタウンまではクーポン制のタクシーを利用します。世界遺産、ジョージタウンの歴史
大富豪ヤップ家のオフィスビル。白亜のコロニアル建築が美しい
ヨーロッパとアジアを結ぶ貿易港として発展したペナン。イギリス支配から独立して60年が経ちましたが、ジョージタウンの街並みにはイギリス入植当時のコロニアル調の建物が数多く残っています。ヨーロッパ列強による支配の歴史、その影響でうまれたマレーシアの特徴である多民族、多文化。モスク、寺、教会が立ち並ぶジョージタウンは、波乱の時代を生き抜いた人々の歴史そのものなのです。
ジョージタウンの見どころ・おすすめ観光スポット10選
人力車で街を見学するのもいい。ただ、大音量の音楽付きで恥ずかしいことも
ジョージタウンを歩いていると、家々のカラフルな色、かわいい建築様式に心が躍ります。たとえばパステルグリーンやディープブルーに壁が塗られていて、窓枠や玄関の装飾がお洒落なこと! 無雑作に置かれた古びた自転車さえも、まるで映画のセットのように味があるのです。ペナンから日本に帰ると、街並みが地味に感じて寂しくてなりません。
また、2012年に開催されたジョージタウン・フェスティバルを機に、町のあちこちにユニークなストリートアートが出現。ショップハウスの外壁に描かれた絵やコミカルなワイヤーアートを見てまわるのも楽しいです。
それでは具体的に、ジョージタウンの見どころ10選を紹介しましょう。まずは多宗教、多文化が体験できる場所から。
1.カピタン・クリン・モスク
ミナレット(尖塔)と礼拝堂の優美なたたずまいが美しいモスク。半袖や短パンで訪れた場合は、入り口でガウンを羽織り、女性の場合は頭にスカーフを巻いて見学しよう
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■Kapitan Keling Mosque(カピタン・クリン・モスク)
住所:Jalan Masjid Kapitan Keling,10200 Georgetowan, Penang, Malaysia
営業時間:11:30~13:00、14:00~18:00、金14:30~18:00
無休、見学無料
2.観音寺
日本では見たことのない巨大な線香がもくもくと煙をあげている。福建系と広東系、2つの中国系民族が共同で管理運営している。
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■Kuan Yiang Teng(観音寺)
住所:Lebuh Pitt, 10200 Georgetowan, Penang, Malaysia
営業時間:7:00~19:00
無休、見学無料
3.マハ・マリアマン寺院
1883年に建築されたヒンドゥー寺院。マレーシアで暮らすインド系民族の多くはヒンドゥー教を信仰し、彼らの祈り場。極彩色に彩られた入口の塔には、38の神々と動物などが描かれています。寺院内にある、金、銀、ダイヤなどの宝石でゴージャスに飾られたスブラマニアム神像にも注目を。
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■Maha Mariamman Temple(マハ・アリアマン寺院)
住所:Lebuh Queen,10200 Georgetowan, Penang, Malaysia
営業時間:7:30~12:00、18:00~21:00
無休、見学無料
4.セント・ジョージ教会
1818年に建築された東南アジアでもっとも古いといわれている英国国教会。広い芝生のなかにある白亜造りの教会で、入口の天蓋にはジョージタウンの名づけ親であるフランシス・ライトの初上陸を記念した装飾があります。近くのコーンウォリス要塞と並び、ペナンの歴史を物語る英国建築のひとつです。
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■St.George’s Church(セント・ジョージ教会)
住所:1 Lebuh Farquhar,10200 Georgetowan, Penang, Malaysia
営業時間:10:00~16:00
金土日休、入場無料
では次に、ペナンの特徴のひとつであるプラナカン文化(中国からの移民と現地の女性の婚姻によってうまれた文化)を体験してみましょう!
5.ペナン・プラナカン・マンション
入口すぐに吹き抜けの中庭があり、これぞプラナカンスタイルの家の特徴。また、内部には1000点以上もの貴重なアンティークが展示されている。
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■Piang Peranakan Mansion(ペナン・プラナカン・マンション)
住所:29 Church St.10200 Georgetowan, Penang, Malaysia
TEL:+60(04)264-2929
営業時間:9:00~17:00
無休、入場料大人RM21.20、6歳以下は無料
そのほかの見どころスポットはこちら!
6.チョンファッツィ・マンション
ペナンの大富豪チョンファッツィ氏が、一流の風水師や建築家に依頼して建てた家。外壁一面が美しいインディゴブルーで彩られ、通称「ブルーマンション」とよばれています。現在はホテルとして営業しているので、宿泊が可能。また、1日3回のガイド付きツアーに参加すれば、宿泊しなくても豪邸内を見学することができます。
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■Cheong Fatt Tze Mansion(チョンファッツィ・マンション)
住所:14 Letih St,10200 Georgetowan, Penang, Malaysia
TEL:+60(04)262-0006
営業時間:ガイドツアー(11:00、13:30、15:00)
月休、ガイドツアー参加費RM17
7.クー・コンシー
福建出身の邸(クー)氏一族が先祖の霊をまつった霊廟。同時に、コミュニティーの中心をなす集会場でもあります。集会場といっても立派な建物で、屋根や外壁には精巧に作られた美しい彫刻が施されており、一般客の見学も可。ペナンには、このようなコンシーがいくつもあります。
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■Khoo Kongsi(クー・コンシー)
住所:18,Cannon Sq.10200 Georgetowan, Penang, Malaysia
TEL:+60(04)261-4609
営業時間:9:00~17:00
無休、見学料金大人RM10、こども(12~5歳)RM1
8.インド人街
インドの雑貨やスパイスが手頃な値段で入手できる
9.ファイブ・フット・ウェイ
ショップハウスの玄関先は、一般の歩行者を直射日光や突然のスコールから守るファイブ・フット・ウェイがある
10.ストリートアート
自転車に乗る子どもを描いた作品。自転車は本物で、3Dのように見える。自転車のサドルにのって撮影すれば、まるで絵のなかに入り込んだかのよう!
ペナンのグルメ
ペナンの名物、アッサムラクサ。2011年、CNN発表のグルメンキングで堂々の7位
詳細記事はこちら>>ペナンのグルメ・屋台
ペナンのホテル
女性が泊まるのにおすすめの清潔でリーズナブルなホテルも多い
詳細記事はこちら>>ペナンのホテル
ペナンのお土産
豆沙餅、通称ペナンのビスケット。Him Heangのブランドが有名
また、その昔、中国から渡ってきた移民の子孫が育んだプラナカン文化。そのプラナカンの女性が身に着けたニョニャ・クバヤはペナンの名産品のひとつ。糸や生地の質にまでこだわった伝統工芸品で、眩いほどの美しい刺繍に魅了されます。現在もプラナカンの人々は、結婚式や茶会などでお洒落着として身に着けています。
ペナンでおすすめのニョニャ・クバヤのお店はこちら>>>キムファッション(日本語サイト)