定期検診から遠ざかっている方はぜひチェックしよう
歯周病は見た目では判らないこともある
第3位 ブラッシングあとの出血を確認する
歯ブラシの毛先は、とても柔らかいものなので、一般的にはしっかりブラッシングしても歯ぐきに傷をつけることはありません。もしブラッシングの歯ブラシや唾液の中に出血が見つかるようであれば、それは初期の歯周病ではなく、中期から末期の歯周病の可能性があります。よく歯ぐきを出血させないために、できるだけ軽く磨くという人がいます。歯のブラッシングはプラークを機械的に擦り落とす行為ですので、軽く擦るだけでは肝心なプラークが落ちないこともあります。これでは意味が無いので注意が必要です。できるだけ軽くではなく、ある程度の圧力でできるだけ細かく動かすように磨くことが大切です。
第2位 歯にプラークが付いているか?
プラーク(歯垢)は、鏡で見ると歯の表面に白くこびりついたお粥のような塊です。このプラークを前歯だけでなく奥歯の方まで確認します。特に奥歯の歯と歯の間に大量のプラークが付着している場合には要注意。プラークが石灰化すると歯石になるため、以前から付着していたプラークがすでに歯石となって、歯ぐきの中の歯周ポケットにガッチリついている可能性があります。歯ぐきに隠れている歯石は、歯周病の原因となります。一般に進行した歯周病では、歯周ポケットの内部にたくさんの歯石が付着していることが多いのです。
第1位 指で歯ぐきを押してみる
自分で歯周病が進行しているかを確認する際に、最もわかりやすいのは気になる歯の歯ぐきを根元から歯の頭の部分にかけて押してみることです。健康な歯ぐきでは何も起こりませんが、歯ぐきの周囲に何かが出てくるようであれば要注意。
普段歯ぐきからの出血がなく、腫れているかいないか分からないような、自覚症状がまったくないような場合でも、指で押して白い膿が出てきたら、炎症が起こっている証拠。すでに歯周病の歯ぐきなのです。
指で押して白い膿が出てくるようであれば、そのまま放置しておいても治ることはありません。すぐに歯科医院で歯周病の治療をはじめるようにしましょう。
実際に病院に来院する人の多くは、歯周病の自覚などまったくなく、たまたま金属が外れてしまったり、虫歯が気になって来院したのち、偶然に初期~中期の歯周病を発見することがほとんどです。しばらく虫歯の治療から遠ざかっている人は、症状がなくても歯周病かどうかのチェックを自分で行なうか、歯科医院での検診することをおススメします。