エアコン/エアコンお試しレポート

温暖化策と省エネを実現!ダイキンエアコン うるさら7(2ページ目)

今年のエアコン業界では最も大きな話題と言っても過言ではなかった、ダイキンエアコン「うるさら7」。新冷媒の効果とともに、2013年度の新製品のおすすめポイントをご紹介します。

執筆者:戸井田 園子

「サーキュレーション気流」でムラなく!素早く!快適!

ホテルのエアコンの吹き出し口は壁から風が出ているパターンが多い

ホテルのエアコンの吹き出し口は壁から風が出ているパターンが多い

エアコンの場合、冷気が床付近に溜まったり、暖気が天井付近に溜まるのが不快感の要因と言われています。そのため、いかに温度ムラのない冷暖房を実現するかが、大きな課題となっていました。そこで開発担当が注目したのが、ホテルの客室。エアコンの冷暖房にも関わらず、風や温度ムラの不快感がありません。

実は、エアコンの吹き出し口は天井に近い壁面にあることが多く、風が天井に沿って壁から真っすぐに吹き出しています。すると、空気は天井を這うように進んでいくため、室内に居る人に直接当たることなく正面の壁まで届き、沿って下降し室内全体に対流を起こします。これがまさに快適さに直結していたのです。

風を沿わせて曲げる「サーキュレーションフラップ」で、天井に沿う風を実現

風を沿わせて曲げる「サーキュレーションフラップ」で、天井に沿う風を実現

そこで、コアンダ技術を採用した新フラップ(羽根)「サーキュレーションフラップ」を開発。フラップに風を沿わせて曲げることで上方に向かって吹き出し、そのまま天井に沿って遠くまで届くような気流を実現しました。さらに、室内機の下部から吸い込む構造にし、空気を上から出して下から吸うことで循環させる「サーキュレーション気流」ができたのです。こうして、人に直接風を当てることなく、室内の空気を循環させることができるようになったのです。


 
ダイキン・Rシリーズ「うるさら7」

エアコンから吹き出す空気は、天井を這うようにどこまでもすすんで行きます

実際に、気流が見える状態で「サーキュレーション気流」を運転してもらうと、エアコンから吹き出す白い煙がぐんぐん天井に沿って進んでいき、会議室の端までこの状態が維持されて続けました。これはなかなか見事です! この気流により、冷房時は今までの約半分の時間で部屋の奥まで設定温度に到達するとのこと。人に直接風を当てることなく、素早く部屋全体が冷えるということですね。また、暖房時は定期的にサーキュレーション運転することで、天井近くに溜まりやすい暖気を撹拌し温度ムラをなくしてくれます。


 
ダイキン・Rシリーズ「うるさら7」

「快適エコ自動」は自然の風を取り入れ、快適と節電を両立した心地よい運転モード

また「サーキュレーションフラップ」は、風の質の向上にも一役買います。人は長い時間風に当たると不快に感じると言いますが、これが自然の心地よい風なら何時間でもあたっていたいと思うものです。自然の風の快適さは、ゆらぎ=一定でないこと。これをエアコンで実現するためには、風向きを瞬時に細かく変えることが必要になります。そこで活躍するのが「サーキュレーションフラップ」。風を沿わせて曲げるので、フラップを上下させると瞬時に風向きの角度を変更することができ、自然の風のような心地よさを実現することに成功しました。この「自然の風」を搭載した「快適エコ自動」は、温度・湿度・気流をコントロールすることで、快適と節電を両立しています。

その他にもいろいろ気になる進化ポイントあり! 次ページで一気にご紹介します。

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