物件供給は豊富、
駅から遠い場所ならお手頃な物件も
街中では売り土地、建設中の土地などをいくつか見かけた。いずれも一戸建て用地だった
住宅の供給に関してはマンション、一戸建て、新築、中古ともに比較的潤沢なエリアです。また、バス便エリアがあることから遠くて安い物件もあり、価格の幅も広く、選択肢のある街という言い方もできます。
駅周辺から246号沿いがマンションの多いエリアとなっている
まず、新築マンションですが、これについては駅近くでの供給はほぼ難しくなっており、現在供給されている物件は駅から徒歩10分前後からそれ以上。もし、駅からもっと近い物件を探したいのであれば、中古に絞って探すしかありません。また、以前に比べると大規模な物件は減っており、数十戸以内の物件が中心になってもいます。価格の目安は70平米で4000万円~。少なくはなりましたが、100平米オーバーの物件も出ています。
駅近くには築年の古そうなマンション、ビルなども多く、開発の歴史を感じさせる
初期に駅近くから建てられて来たからでしょう、築年の古い物件ほど駅に近いケースが多く、徒歩5分以内で見ると、築20年~30年が大半。古くても、駅に近いほうが良いというのであれば、60平米台で2000万円を切るような物件もあります。また、広さと安さを求めるなら、バス便を狙えば築年は10数年ほどで、70平米で2000万円前後という例もあり、自分の求めるものと予算で選べます。
一戸建てはバス便が中心だが、徒歩圏でも真新しい住宅を見かけた
新築の建売一戸建てはバス便利用が大半で4000~5000万円。バス便の場合、宮前区ではなく、お隣の川崎区ということもあります。ちなみにバス便利用と聞くと不便なのではないかと考える人もいるようですが、実際に乗ってみたところ、バス通り沿いに商店街や大規模店が作られている場所も多く、駅まで行かなくても日常生活は十分賄えるようです。
国道246号から駅に向かう道沿いに設けられたバイク置き場。駐輪場も設けられており、通勤・通学に利用されている
賃貸はワンルームマンションで6万円~、2DKで9万円~、3DKで10万円~といったところ。こちらも、駅から遠ければ安くなります。ただし、住宅街の中では前述したように自販機もない場所もありますから、日常生活の利便性については注意が必要です。
紅葉がトンネル状になった道。場所によっては桜のトンネルも楽しめる
並木の美しさが印象的な街、鷺沼。駅前の利便性、都会への足回りなども揃っており、のんびりした雰囲気から、特にファミリーにはお勧めの街です。