耳垢って何?
耳の構造です。鼓膜までを外耳と言います。
耳垢の働き
耳垢には良い面と悪い面があります。■良い面
- 外耳の皮膚の潤いを保つ
- 抗菌作用
- 耳垢が多いと、外耳道が詰まり、聞こえにくくなる
耳垢を取るべき?
外耳道には、顎を動かすことなどで耳垢を自然に排出させるシステムがあるため、無理に取る必要はありません。特に、乾いた耳垢は自然に排出されます。むしろ耳垢を取り過ぎると、外耳は乾燥しやすくなってしまいます。さらに、カビや細菌が繁殖することで慢性的に炎症を起こし、耳垢が湿ってしまうことで、より耳垢が自然に出にくくなることもあります。これを、慢性外耳炎と呼びます。耳垢を取る時に
耳の穴には迷走神経という副交感神経が走っていて、この神経には体をリラックスさせる作用があります。耳掃除が気持ちいい理由が分かりますね。とはいえ、耳垢の取り過ぎは良くありません。正しい耳垢の取り方
耳掃除はあまりし過ぎないように
また、耳垢の状態によって対応が異なります。乾いた耳垢なら、そんなに耳垢を取らないほうがいいですし、湿った耳垢なら耳かきで耳の外へと取り除きます。
耳かき棒であまり耳垢を取ろうとすると、外耳の皮膚を傷つけて、外耳炎を起こしますので、強くこすらないようにしましょう。また、全ての耳垢を取りきらないようにしましょう。
次のページで耳垢に関するウソ?ホント?を説明したいと思います。