耳管開放症の改善法・治し方……病院治療以外に個人ができること

耳管開放症改善のために日常生活でできること・再発予防法

耳管開放症改善のために個人でできることはある?


耳管開放症の症状を自分でできることから改善したい場合、まずは次の5点をしっかり押さえてください。

1. 疾患をしっかり理解する
このまま聞こえなくなってしまうのではないかと強い不安を持っている場合は、疾患を理解することで安心につながり、治療が不要となることもあります。

2. 鼻すすりをやめる
不快な症状を取り除こうと無意識に鼻すすりをしてしまうことがあります。鼻すすりは耳管開放症の病態を変えてしまい、難治性の中耳炎などの原因にもなってしまうため、やめるように気を付けましょう。

3. 普段から多めの水分摂取
むくみは耳管開放症の一因です。むくみを取るため水分を控えるのは逆効果で、しっかり水分をとって、体の水分をしっかり巡らせることが大切です。

4. 過度のダイエットは控える
耳管開放症はやせ型、やせ気味の方に多い傾向があり、急激なダイエットの後に悪化しやすいです。

5. 生活習慣を改善する
正しい知識で、生活習慣を改善していきましょう。人によって生活習慣はさまざまで、注意すべき点も異なるため、詳しいポイントは次の項目で解説します。
 

耳管開放症の症状を改善するための生活習慣のポイント

  • 緑茶、紅茶、コーヒーなど、カフェインを含む飲み物を控えめに
  • 毛染めは有機溶剤ではなくヘナや海藻で作られている自然のものを使用する
  • 喫煙をやめる
  • 化学薬品や農薬、ペンキなど有機溶剤を嗅ぐことを控える
  • 騒音を避ける。イヤホンでの音楽鑑賞には使用しない
  • 睡眠をしっかりとる
  • ストレス、頭痛、耳痛(ヘルペスウイルス)のコントロールをする
  • 水分を十分にとる
  • 風呂は冬でも半身浴(熱風呂、長風呂ダメ)
  • ふくらはぎをマッサージする
  • 早寝早起き
  • 適度な運動
  • 寝る3時間前は食事をとらないようにする
  • 飲酒はほどほどに
  • 登山・飛行機は耳管への圧変化がおきるので注意する(行う際は、鼻すすりはしないこと、事前に生理食塩水などを点鼻するなどの工夫をする)
 

耳管開放症に効くサプリ・食べ物はなし…カフェイン・飲酒の取り方には注意

耳管開放症に特定のサプリや薬酒が効く、食べ物や飲み物で効果があるといった俗説もあるようですが、これらにはいずれも根拠がありません。 

食べ物・飲み物で注意すべきことがあるとすれば、コーヒーなどのカフェイン摂取は基本的に控えること。そして飲酒もほどほどにすることです。アルコールは蒸留酒、350ml程度にしましょう。
 

耳管開放症が自力で改善できない場合は耳鼻科受診を

民間療法は様々ありますが、害のないものならば、自分にあって効果があると感じられたものを続けてもよいでしょう。しかし2週間試しても効果が感じられなければ、残念ながらその民間療法の効果はありません。

生活習慣の改善以外で自分で何か治療法を試したい場合は、まず生理食塩水(塩水)での点鼻から始めましょう。水と食塩の割合を1000対9にして0.9%の食塩水を作り、点鼻するだけでなので、比較的簡単に試せる方法かと思います。

症状が持続する場合には耳鼻科医を受診してください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項