Windows 8のスタート画面
Windows 8はWindows 95から続いていたスタートボタンなどのインターフェースが変わり、様々な情報を表示するスタート画面などの新しいインターフェースが追加になり、タブレットを意識したOSに進化しました。
タブレットは画面に直接タッチして使うのが利用の中心で、Windows 8の新しいインターフェースもタッチで使いやすいようにデザインされています。
このWindows 8に合わせたノートパソコンはいくつか登場しています。
二枚貝のクラムシェル型と言われる従来と同じように画面を開いて使う製品。
画面が360°回転して通常のノートパソコンとしてもタブレットしても使える製品。
画面がスライドして通常のノートパソコンのようにもタブレットにも使える製品。
一見ノートパソコンと同じだが、画面とキーボード部分が分離できる製品。
などがあります。
新しいスタイルの製品は画面にタッチして使える、タッチパネルを搭載しています。従来のクラムシェル型のノートパソコンでも、タッチパネル対応した製品もありますが、していない製品の方が多いです。もちろん、Windows 8では従来と同じマウスなどでも問題なく利用できるので、タッチパネルに対応している必要はありません。
タッチパッドの物理的なデザインが使い勝手に影響
さらに、キーボードの下にあるタッチパッドのマルチタッチ対応も充実しています。
二本指でのスクロールなどがすべての製品で今まで以上にスムーズにできるようになっています。ここで使い勝手に影響するのが、画面の右端からチャームを表示するというような操作がタッチパッドで簡単にできるようになっていますが、物理的なデザインによっては使いにくい物もあります。
タッチパネルに対応していた方が一見便利に見えますが、純粋にノートパソコンとして使う場合はそうでもないこともあります。タッチパネルでの操作は、手を上に持ち上げて操作する必要があるなど、今までのキーボードとマウスだけで利用していたような使い方とはだいぶ変わるため、新しい使い方のほうが使いやすいとは限りません。
このあたり、どんな製品がいいのか各社も思案中といったところで、Windows 8をフル活用するための最適なハードウェアは未知数です。
Windows 8の新しいインターフェースが完成したわけでもないので、今後のOSのアップデートとともに対応ハードウェアも今後進化していきます。
上記の新しいタイプの製品はそれぞれ興味深いギミックで、現時点で気に入った機能があるのなら、新しい使い方が期待できるので、それらの製品を選ぶのも悪くはないでしょう。
タッチパネルの対応の違いはありますが、どの製品もWindows 8を使う上で問題なく使えるようになっています。
パソコンの使い方はそう一気に変わる物でもないので、あまり悩むことなく従来と同じクラムシェル型を選んでおくのが無難と言えます。
その中でも、タッチパネルに対応していれば、不足のない製品と言えるでしょう。