効率がさらに向上した再生環境
録画したタイトルはホーム画面のXMBメニューで「ビデオ」ラインにアイコン表示され、選択することで再生できる。この録画タイトルはリモコンの「録画リスト」で一発で表示できるように改善された。今回のBDZ-T1000では「もくじでジャンプ」という機能が追加された。従来のレコーダーでは録画の内容を自分の目で見て確認していくしかできなかったが、この機能を使うと、録画のなかで見たい位置から再生できる。この目次でジャンプ機能を使うと、たとえば歌番組で自分の好きなアーティストが歌っている位置をダイレクトに再生できる。
このデータはテレビ放送に含まれるわけではなく、ソニー独自のデータをネットワーク経由でダウンロードする必要があり、通常、番組終了から1時間程度で更新アップロードされる。なお、この機能はリモコンの「コーナー目次」、あるいはオプションの「コーナー目次」から起動することができる。
iPad版「RECOPLA」登場
従来、ソニー製タブレット限定でしか使えなかったRECOPLAのiPad版が登場した。タブレットに録画を転送して持ち出すことはできないが、レコーダーの録画を参照してリモコン再生したり、予約録画サイト「テレビ王国」を呼び出したりと便利に使える。ちなみにこの予約録画サイトはスマートフォンからでもパソコンからでもアクセスでき、ソニーレコーダーを登録しておけば、ネットワーク経由で録画予約が可能だ。
まとめ
最近はローラのテレビCMでキーワード自動録画をアピールしているBDZだが、注目ポイントはそれだけではない。リモコンの細かい改善などの地道な部分や「目次でジャンプ機能」による再生環境の改善、iPad版RECOPLA登場まで、さまざまな部分が地道に進化し、より優しく使える高機能レコーダーに進化している。「BDZ-ET1000」は、より時間や手間をかけずに録画を楽しみたい人にはぜひオススメしたいレコーダーだ。USBハードディスクをつなぐのは面倒という人のためには2TB、3TBのハードディスクを搭載したモデルも用意されている。