男女の愚かさをブラックな笑いに包んで魅せる
「なんでうまくいかない、どうしてわかってくれないの?」と思うこと、あるでしょう。この映画の登場人物と同じ状況ではなくても、みんな日々、そんな思いを抱いていませんか? アレンはそこを突いてくるのです。
なかには、この映画を見て「シャレにならないんですけど~」という人もいるかも? 『恋のロンドン狂想曲』でも、アレン監督の”人間の愛すべき愚かさをブラックな笑いに昇華する技”は冴えています。特に母と娘のクライマックス、親に依存していた娘がくらう強烈なしっぺ返しは痛快です!
『映画と恋とウディ・アレン』『恋のロンドン狂想曲』は、TOHOシネマズシャンテでは、続けて公開されます。ドキュメンタリー『映画と恋とウディ・アレン』で、アレン映画の魅力を知り、本編『恋のロンドン狂想曲』も堪能!
秋から冬にかけてウディ・アレンに酔いしれるっていう週末っていうのもいいかもしれませんね!
『映画と恋とウディ・アレン』
© 2011 B Plus Productions,LLC. All rights reserved.
2012年11月10日~30日まで、TOHOシネマズ シャンテ 他にて全国公開中
監督:ロバート・B・ウィード
出演:ウディ・アレン、スカーレット・ヨハンソン、ダイアン・ウィースト、ダイアン・キートン、ナオミ・ワッツ、ルイーズ・ラサー、ペネロペ・クルス、ミラ・ソルヴィノ、マリエル・ヘミングウェイ、ジュリー・カヴナー、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、ショーン・ペン、ジョン・キューザック、トニー・ロバーツ、クリス・ロック、マーティン・スコセッシ、ゴードン・ウィリス、レッティ・アロンソン
『恋のロンドン狂想曲』
© 2010 Mediapro, Versátil Cinema & Gravier Production, Inc
2012年12月1日より、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館 ほかにて全国公開
監督:ウディ・アレン
出演:アントニオ・バンデラス、ジョシュ・ブローリン、アンソニー・ホプキンス、ジェマ・ジョーンズ、フリーダ・ピント、ルーシー・パンチ、ナオミ・ワッツ