外貨預金・外貨MMF/外貨MMFの基礎を学ぼう

外貨MMFの手数料って?

一般的な投資信託とは異なる外貨MMFの手数料についてご紹介します。コストが比較的少ないとはいわれているものの、一般的な投資信託にはかからない為替手数料がかかります。いくつかの金融機関を比較してみるといいでしょう。

國場 弥生

執筆者:國場 弥生

外貨預金・外貨MMFガイド

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外貨MMFってどんなもの?

外貨MMFは、アメリカドル(米ドル)やユーロ、オーストラリアドル(豪ドル)など外貨建ての投資信託。満期までの期間が短い債券などを投資対象に、安全性を重視した運用が行われるのが特徴です。

外貨MMFは外貨預金ほどの知名度はないものの代表的な外貨建て金融商品の1つ。実績に応じて分配金が支払われる(1か月ごとに自動的に再投資)ことや為替レートの変動によっては為替差益が得られるといったメリットがあります。また、外貨建ての債券や株式などの利子や売買代金をプールしておくのにも便利です。

手数料などのコストが少ない投資信託

一般的な投資信託は、購入したとき(購入時手数料)、保有しているあいだ(信託報酬)、売却したとき(信託財産留保額)に手数料がかかります。例えば、グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)の場合、購入時手数料は上限1.575%、信託報酬は1.3125%、信託財産留保額は0.5%となっています。

外貨MMFはこうした手数料などのコストが比較的少ない投資信託。ダイワ外貨MMF(米ドル)の場合、購入したとき(購入時手数料)と売却したとき(換金手数料)の手数料は不要、保有しているあいだ(運用管理費用)の手数料は最大1.0%です。

金融機関ごとに異なる為替手数料に注意

ただし、外貨MMFは一般的な投資信託にはない「外国為替手数料(為替手数料)」がかかる点には注意が必要。外貨建ての投資信託なので、円から外貨へ交換するときにも外貨から円に交換するときにも為替手数料を支払わなければなりません。

この手数料は、投資信託ごとに決まっているわけではなく取り扱う金融機関が決めるもの。ですから、同じ通貨建てのMMFであってもどの金融機関を通じて売買するかによって変わるので、いくつかの金融機関を事前に比較してみるのがおすすめです。

<外貨MMFを扱う主な金融機関の為替手数料例>
2012年10月23日時点。

2012年10月23日時点。


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